視野広く、環境から整える〜弟子入り日記その4〜
今日は師匠が午前中出張のため、弟子だけでのスタート。
てるちゃんで使う設備のDIY作業でした。
ポルトのお姉さん2人とDIYの先生と一緒にウッドデッキを作製。
木を切る工具や電動のかんななど、初めて使う道具を一つ一つ教わりながら、怪我をしないよう慎重に、丁寧に作業。暑すぎて溶けそうだったところに、地元のお母さんがお菓子の差し入れ。こうしたところに門司港の人の温かさを感じます。
しばらくすると、作業スペースを貸してくださっていた地元サッカーチームのコーチも見に来てくれました。ぎこちない手つきで作業する僕に、コーチが丁寧にアドバイスをくださいます。
僕は何も考えずに、とりあえずビスを打ち込めばいい、切ればいいと思って作業をしてしまっていましたが、コーチは段取りというものを教えてくれます。
「ビスを打つにも足場がぐらつくと不安定で打ち込みづらいでしょ。まず足場を整えてみたらどうか。」
おっしゃる通りだなと思って、使っていない材木で足場を作り、その上で作業するとぐらつきも収まりました。全体を捉えつつ、環境から整えて段取りよく進めていくことが結果として安全に、効率的にできることを学びました。
サッカーは視野広く、他の選手の動きやボールの動きなどを見て次のシーンを考えて動かないといけないスポーツのため、そうした視点での考え方があるのかととても勉強になりました。門司港ではどの人も僕にとっては師匠です。
そんなこんなしていると、夕方に師匠到着です。忙しい中でも、みんなで作った方がいいやんと言い、進んでペンキを塗っていました。
師匠と2人、共同作業のペンキ塗り。僕の塗りが荒いと
つなぎ目の角のところとか塗りが荒いぞ!そういうところだぞ!
と指摘いただきました。細部に拘れないやつは仕事でもどこかでボロが出ます。甘い考えを捨て、丁寧に、それでも早く。雑な仕事はしないようにと心に誓いました。
作業をしながら、師匠は昨日の出張でのエピソードトークでその場のみんなの笑いを取ります。さすが師匠。トークが冴えます。
すると、今度は弟子の僕のトークセンスの話に。
前回の記事にも師匠からユーモアがないとのお言葉をいただきましたが、地元サッカーのコーチからも文章に抑揚がないとのご指摘を。
少しずつ、ユーモアや文章の流れを意識しながら書けるようになればと思う今日この頃でございます。
朝10時ごろからの作業も、気づけばすっかり日も暮れておりました。
最後の板を打ち終わり、無事にウッドデッキが完成。ものを作る難しさと大変さ、楽しさを学べた1日でした。
皆さんぜひこちらのウッドデッキが設置された際には、お店に見に来てみてください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?