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展望: 2024 J2 24節 大分 vs 清水

天皇杯は挟みましたが、ホームで岡山・千葉に連勝しての、鬼門アウェイ大分戦。アウェイに関しては、横浜FC戦から、山口・愛媛・秋田と4連敗中であることから、この大分戦で、是が非でも勝利して、このアウェイ連敗をストップし、ホームからの連勝を3に伸ばしたい試合になります。加えて、この後はリーグ戦としては8/3のA仙台戦まで3週間近くの中断期間に入りますので、この中断期間をどのような心境で迎えるかも含めて大事ですね。


大分との前回対戦は?

前半戦では、第4節、ホームの2戦目で、大分をアイスタに迎えて、前半の混戦からの宮本のゴール、後半の山原のゴラッソで、2-0と清水が快勝しました。スタッツ上も清水は17本のシュートを打ったのに対して、大分は8本と内容面でも清水の快勝でした。

前回対戦の観察記はこちらになります。

さてこの大分ですが、当時からシステムとメンバーも大きく変わっています。この点は後ほど触れますね。

大分のこれまでの戦績は?

大分は現在、6勝10分7敗の勝ち点28で14位。清水と負け数こそ1しか変わらないものの、引き分けが非常に多く勝ち点を詰めていません。特に、前節のいわき戦に勝つまでは、9試合勝ち無しという長いトンネルの中にいました。

大分のこれまでの対戦成績

特に直近では、得点が全然取れていません。
前節のいわき戦も後半ATまではスコアレスドローの状態で、最後に交代出場したキム選手が値千金のゴールを決めて長いトンネルから抜け出す形でした。

ところが、不思議なもので前節のいわき戦の勝利のおかげか、ミッドウィークに大分のホームで行われた天皇杯3回戦で川崎を3-1で退け、勝利を収めています。

この試合はGKおよびDF陣は主力を起用。中盤より前は控え選手中心で臨む形でした。清水戦の後は、中断期間に入るため、天皇杯で活躍した保田選手などは起用してくる可能性もあると思います。
長いトンネルから抜けたチームが好調を維持することはよくある話なので、侮れません。
そういう意味で参考になるかわかりませんが、大分の得点及び失点関連のスタッツです。

大分のこれまでのチャンスビルディングポイント

非常に特徴的で、攻撃面はゴールが1試合平均0.8と19位と得点力に大きな課題があります。一方で被ゴールは1.0で6位と固い守備を誇っています。
こちらが大分のチームスタッツです。

大分のチームスタッツ

シュート数、ドリブルが19位である一方、ボール保持率は53.7%と3位。パス数は10位と平均程度で、ボール保持はしながらもなかなかチャンスが作れていないという構図になっています。
ただ、いわき戦で久々の勝利で勢いがあると思いますので、このあたりのスタッツは参考程度かなと思います。

大分の予想システム・メンバーは?

前回の清水との対戦時のスタメンはこのようなメンバーでした。

清水 vs 大分 大分のスタメン

この時は4-2-3-1のシステムを採用していました。好セーブを連発した濱田、弓場・安田の若きWボランチ、最前線で身体をはっていた伊佐など印象に残っています。
一方で、いわき戦に勝利をした前節のスタメンは以下のようなメンバーです。

いわき vs 大分 大分のスタメン

まずシステムは3-5-2と3バックに変更。またメンバーも11人中安藤・藤原・野村・中川の4人を除き、7人も変わっています。
このことからも前回対戦時とは別のチームと考えて良さそうです。
ちなみに天皇杯はこのようなメンバーでした。並びはわかりませんが、リーグ戦と同じ3-5-2のシステムだとすると以下のような形でしょうか。

大分 vs 川﨑 大分のスタメン

またFootball Labによると、多くの選手が欠場となっています。

両チームの欠場選手情報

大分側のチーム事情については、わかっていないため、正しい情報かわかりませんが、新加入の吉田、中川は前節スタメンであったため、大分にとっては痛手になりますね。
上記を一旦信じた上でのスタメン予想は以下です。

大分のスタメン予想

中川の代役は、天皇杯でゴールを決めた保田が、右サイドの吉田の代役は有働が務めるのではないかと予想します。
注目はなんといっても古巣対戦となる長沢選手。長身でヘディングが強いので、高木選手にぶつけてくる可能性が高く、対戦が楽しみですね。

清水の予想スタメン・サブは?

さて、清水の予想スタメン・サブはどうなるでしょうか。まずシステムは「原点回帰」と称して、ホーム2連勝を飾った、4-2-3-1で行くと思います。難しいのは、トップ下で、乾選手なのか矢島選手なのかどちらでもあり得ると思います。天皇杯フル出場の疲労を考慮して、矢島選手をスタメンで起用する可能性も低くないと思います。
もう一つはCBの人選ですが、千葉戦で素晴らしいパフォーマンスで、天皇杯も出場しなかった高木選手はスタメン起用されると思います。相方を高橋選手なのか、蓮川選手なのか、はたまた住吉選手が復帰できるのか。ここも難しいですが、前節のゴールで高木選手が「66」を指で作ってセレブレーションをしていたので、ある程度長期離脱なのかなと思っています。だとすると長沢の高さ対策含めて、高橋・高木のコンビで行く可能性は高いと思います。
清水の予想スタメンは以下です。

清水の予想スタメン

続いて更に難しいのがサブですが、報道に新加入のアジズ選手が帯同する可能性があるという記事を目にしました。そうなればタンキを外す形になるでしょうか。サブは、沖・蓮川・吉田・北爪・白崎・乾・タンキ(あるいはアジズ)を予想します。アジズがサブに入るのか、出場したらどのポジションでどのようなプレーを見せてくれるのか、非常に注目ですね。

清水はどう戦うか?

鍵になるのは、やはり先制点になりますね。アウェイだからといって慎重になりすぎず、頭から飛ばして前半15分で必ず点を獲るという気持ちでプレーに全力で入って欲しいですね。
またミラーゲームではない可能性が高いため、大分の中盤の選手を誰が誰をつかまえるのか、どういう場合にマークを受け渡すのかの決めごとも大事だと思います。
大分はある程度保持をしてくるため、ここ数試合控えていた、前線からのプレス・同サイド圧縮も有効だと思います。暑さも含まれば90分間やり続けることは難しいですが、時間帯によっては前に出ることも必要だと思います。
攻撃に関しては、矢島なのか乾なのかによって特徴は変わりますが、両翼のブラジルコンビに期待ですね。特に、出場停止を挟んで、2試合連続ゴール中のカルリはこのまま得点を取り続けて、リーグ終盤に向けて好調を維持して欲しいです。

初出場はあるか?

最後に

明日は相方と共に、大分レゾナックドームに初上陸します。山口・愛媛・秋田のように遠征先で負けることの精神的ダメージは大きいので、絶対に勝って欲しい。少しでも選手を後押しできるよう、明日は全力で応援します!

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