ひとくちにっき 『光、帰還の巻』 6/20 (2023)

最近、光が戻った感じがする。

元は、光に見限られていると思っていた。でも本当は、光はともにあったけれど、わたしが遠ざけていただけだったのかもしれない、と思うようになった。

小中高と人になじめず過ごしてきた。

通信制高校に転入学してからすべてががらりと変わった。

大学に通うになってから、ようやく、人とまともに話せるようになった。夢も、できた。

あかるい。
外はこんなにあかるいのだと知った。

かみしめればかみしめるほど、数十年前の自分が信じられなくなってくる。

あれは悪夢か?

それともいま幸せなのは幻想で、もうすでに死んでしまったのか?

突き詰める。

いまのしあわせに確証が持てない。

でも、今までは、死んでんだか生きてんだかわからなかった。

なんとなく起きて、すごして、寝ていた。でも最近は、生きてるのかもしれないと思えるようになってきた。よい兆候なのかもしれない。気持ちがまっすぐになってきた感覚がある。

しかし、それと同時にぼんやりと恐ろしい。

わたしはこれから先もずっと、このわけのわからない病と一緒に年老いていくのだろうし、また、感情の波が来て突発的な行動を取るかもしれない。

世界のだれもがわたしのことについて話し、罵倒しているように思えてくるかもしれない。

好きな音楽が聞けなくなるかもしれない。

恐ろしい。恐ろしくて仕方ない。今は、晴れやかな気持ちだけれど心が雨に浸食される日が来ると思うと、不安だ。

ただ、この明るい期間にさまざまな人と会った。わたしははじめて、人に恵まれていると、思えるようになった。その人たちがわたしを支えてくれる気がする。直接的支援をしてくださらなくてもいい、ただ、そばにいてくれる、居場所がある。あかるいばしょにいてもいいんだと、思わせてくれる。

崩れたものは元に戻らない。
でも、崩れかかってたものを、立て直すことはできる。

崩れる前に、あかるいばしょに身を投じて
ゆくゆくは暗い場所にいるわたしのようなひとの、よりどころになれたらいいと思う。心から思う。


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みなさん、お疲れさまです。

すぐにまた、6/21のものを投稿します。



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