ワキガの治療
ワキガとは?
医学的には腋臭症 えきしゅうしょう と言います。わきがの話。
わきの臭いが気になる人、悩んでいる方、いらっしゃいますか?
ワキガの原因
汗をだす工場を汗腺というのですが、実は人間には2種類あります。
アポクリン腺とエクリン腺 (あとは皮脂腺)
アポクリン腺から出る汗はでたすぐには無臭です。
しかし、アポクリン腺の汗に含まれる脂肪酸、アンモニア、鉄分が細菌によって分解され、酸化されることで臭いを発します。
エクリン腺から汗が大量に出て日常生活に支障がでる病気を多汗症といいます。
ワキガは多汗症を併発していることも多いです。
アポクリン腺は脇だけでなく、耳の周り、胸、陰部にもあります。
ワキガの人ってどれくらいいるの?
日本人はワキガは少ない人種ですが、日本人の10%程度の方がワキガの悩みを抱えていると言われています。
治療は?
①ボトックス注射
②手術
③ミラドライ
細かく見ていきましょう。
①ボトックス注射
脇のところに注射をして汗の量を減らす治療です。汗が減るだけなのと、数ヶ月で効果がなくなってしまいますので根本解決にはならないのですが、
値段が一番安く、試しにやってみたい方にはむいています。
②手術
脇のところにメスをいれて、臭いの原因となる汗の腺をごっそりとってきます。傷跡は残りますが、半永久的に症状が改善します。保険診療と自由診療があります。
皮弁剪除法といいます。
保険適応では両側4万円程度ですが、実施可能な施設が限られています。
湘南美容外科では自由診療で約15.6万でした。自由診療でやっている施設では、小切開でアプローチしたり、と施設ごとに工夫があります。
所要時間は1時間から4時間程度。
大学病院などでは、日本医科大学、順天堂医科大学、昭和大学、神戸大学などなど・・・形成外科が担当します。多くの病院が保険診療でのワキガ治療を行なっているようです。
③ミラドライ
マイクロ波という電磁波を照射することで、アポクリン汗腺を破壊します。
傷跡も残りませんが、半永久的に効果が持続します。
値段が一番高いことがネックですが、値段を除けばとてもよい治療法です。
たとえば、湘南美容外科では片側19.8万、両側35万の税込価格。
所要時間は60分程度。
こちらは現在主流の治療で、多くの美容系クリニックで実施可能です。
試験対策
汗と腋臭症に関しては過去にこんな出題がありました。
おわりに
他にも塗り薬で治療をすることもありますが、汗の量はある程度減らすことができますが、臭いを根本的からとることは難しいです。
実際のお住まいの地域でも治療が変わってくることもありますので、実際に悩まれている方はお近くの美容皮膚科や形成外科で相談されてみてください。
お読みいただきありがとうございました。 デルマ侍