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再転職活動日記(13)捨てた笑顔

今のアルバイトを始めて2年以上経ちます。
繋ぎと思っていつでも辞める覚悟でいましたが転職活動がうまくいかず、ズルズル…。

先月からずっと在宅だったのが月イチ出社になったんです。
コミュニケーションを取ることが目的との事ですが、初めて会う人達とうまく話す事も出来ず、黙々とパソコンに向き合って先月は終わりました。
普段家で好き放題やりながら仕事をしている身としては、一日中監視されながら仕事をするのは地獄でしたが、社会復帰へのリハビリと考え前向きにとらえました。

アルバイト先に仲が良くなった子がひとりいます。※A子さんとします。
歳が近く転職活動に苦しんでいるのも一緒、仕事の相談も何でもできて、A子さんがいるからアルバイトを続けられているとも言えます。
そのA子さんがとにかく出社を嫌がっており、なんとか励ましあってお互い気持ちを奮い立たせていました。
A子さんとは出社日が違ったのですが、A子さんの出社日の昼頃…

「早退した」

とのラインが…。

「対人恐怖症で人といるのが無理、眩暈と動悸が止まらない」
「管理者には、病気だから出社したくないって伝えた」
「多分来月からは出社しなくてもいいかも」

眩暈と動悸は本当かもしれないけど、誰だって在宅で楽したい中、出社したくないっていうのがまかり通る事にまずもやもや。

でもそれよりもこうやってストレートに「嫌だ」と伝えられることが羨ましく思いました。嫌でも自分は言えなかった。
前の職場でもそうだった。

「できません」

が言えない。
それだけではなく「できません」と言った人の仕事が全部自分に回ってきた。いい人と思われたくて笑顔で引き受けるからどんどん頼まれエンドレス。どうやったらうまく断れるのかテクニックがあったら教えて欲しい。

今のアルバイト先でもそうだった。
長いってだけで面倒な案件をA子さんとずっとやらされていたけれど、2番目に長いA子さんが「この仕事を我々だけがやるのはおかしいです」って訴えてくれたおかげでやっと解放された。
仕事だから嫌なことでも文句を言わないでやると教え込まれていたけれど、あまりにも理不尽な事は訴えてもいいんだ…って目からウロコだったんですよね。(それと出社の件はちょっと違うかもしれないけれど)

良かれと思って笑顔でいたら周りになめられ、何を言っても何をやらせても文句を言わないでやってくれる子というレッテルを張られただけだった。
友達間でもそうだった。
傷つく事を言われても、逆に怒って相手に嫌な思いをされたくないから笑ってた。

笑顔でなんていなきゃよかった。
会社を辞める3か月前にそれに気づき、失うものも無くなったので笑顔は捨てた。自分の送別会でさえ無表情で「出たくありません」って言ってびっくりされた。

ただこれからはどうすればいいんだろ。
笑顔でいればいいように使われる。
でも笑顔が無い人生なんて楽しいのかな。

器用ではないからうまく使い分けることもできない。

社会復帰が決まっているわけでもないのにこんなことで悩む自分は暇人なんだろうな。




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