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感染症流行下での飲食チェーン産業成長のアイデアに向けて

飲食業がお客さまに提供するものは何か?

古くて新しい問いである。感染症が流行する前と後で本質が変わるわけではないが,この流行により,よりロジカルに掘り下げて考え,お客さまに提供する方法を変えていかなければならない。

飲食業がお客さまに提供するものは,大きく分けて,(1) 料理・飲料,(2) 家族や仲間とお腹を満たしながら過ごす幸せな時間と言える。ロジカルに考えれば,(1) と (2) のそれぞれで,感染症が与える影響を同定し,それを解決する方法を考えていく必要がある。

面白いデータがある。アメリカでは,この感染症の拡大で,ドライブスルーの需要が急増し,むしろ飲食チェーンが業績を伸ばしている。

これまでの飲食業は,(1) と (2) を同時に高いレベルまで伸ばして,お客さまに提供することを目指してきた。しかし,感染症の流行により,(2) が十分に提供できないのは明白であり,(2) を捨てて (1) のみを追求した結果が,上記のアメリカのデータに表れている。可能な限り感染症のリスクを下げた上で,(1) の料理と飲料を提供することに徹した結果である。面白いのは,(1) を追求することで,ドライブスルーで可能な限り感染症のリスクを下げた結果,駐車場の車内で家族が飲食することとなり,図らずも (2) も満たす方策が見いだされつつあることだ。この場合,その飲食チェーンは,車内で食べやすい形で提供することに心血を注いでいる。

このような状況を分析し,日本の市場において,感染症流行下で飲食チェーン産業が成長するためのアイデアを取りまとめた。以下のリンクから参照してほしい。


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