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本の感想

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主に学生時代に読んだ本を再読して、感想とか書いています〜。客観性や正しさよりも、自分の感じ方を大切にしています。
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2023年5月の記事一覧

センシティブな青年時代に(サリンジャー 『ライ麦畑でつかまえて』を読んで)

誰にもそういう時期があるのかどうかわからないが、僕はやけに自分が「センシティブ」だったな…

でらぼ
1年前
5

叡智よりも勇気を(太宰治『トカトントン』を読んで)

太宰治の小説も何冊かは読んでいて、その中でもいくつか僕の心に残った作品があるのだが、その…

でらぼ
1年前
3

連帯感ではなく同体感(寺山修司『歌謡曲人間入門』を読んで)

寺山修司の作品はあまり読んだことはないのだが『書を捨てよ、町へ出よう』など有名なものは読…

でらぼ
1年前
8

悲しみの力(宮沢賢治『グスコーブドリの伝記』を読んで)

僕は本を読んで「泣く」ということはあまりないのだが、宮沢賢治の作品には泣かされた記憶があ…

でらぼ
1年前
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日常の非日常化(萩原朔太郎『猫町』を読んで)

近所の歩き慣れた路地、毎日往復する通勤通学路、子供の頃から住み続ける地元の街並み。 こう…

でらぼ
1年前
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