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ホン雑記975「セルフパブロフィング(造語)」

どっかで「その人が一番時間を割いてることがその人である」って聞いて、そうだよなぁって思っている。


前に工場で働いてた時も、すでに「何者にもなれないのでは恐怖症」であったオレは(思えばずっとなんだが(最近ちょっとずつ減ってる気はするが))、「オレは工場で働いてる人」ではないと思ってた。

人間関係はそりゃ良かったし、程よく適当にやる気が上がったり下がったりする仕事内容もまぁそれはそれで良かったんだろう。
だけど「オレは工場の人ではない」と思ってた。「いずれ音楽家になる人」だと。

いまではハッキリわかるけど、こんなに恥ずかしく情けない人もいない。白馬の王子を待つパープーな女どもを心底からバカにしときながら、自分も引き寄せようともしてない未来を夢見ていた。
いや、「いまでは」って言ったけど、よく考えたらいまもだわ。って、いまわかった。あー、イヤだ。


いかん、もう主旨からズレてるぞ。
んでですね、そういうことなもんだから、最低でも、自分が一番なりたい状態でやってるだろう行動を、いまの時点で一番やろうとしてるわけ。
工場人ではないと思ってたオレが工場人だったように(8時間以上やってるわけだからどう考えたって工場で働いてる人だわな)、音楽してる時間が一番長い人になろうと。

で、日に2時間最低でも鍵盤を弾くって決めて、それはなんとかつながっている。
が、ゲームをやりはじめてしまった。ゼルダ(ティアキン)だ。これはヤバい。DQやFFなんかのナンバリングシリーズを超えてくるほどにハマってしまった。
しかも、そんなん別にやらんでもええやん的な軽作業ですら平気でやれてしまう。こんなんだったら現実でフツーにライン仕事できるんちゃうか。お金だってもらえるし。

他のことを相対的に2時間以内に抑えて、「オレは音楽家だぜ(ホントはこの中でも基礎練習に逃げてるとは思う。ホントは曲を生まないとダメだろう。いやでもねー、技術向上もねーうんたらかんたら)」と自分に言い聞かせてるんだけど、それすらもゲーム時間が平気で超えてってしまう。


いかん、まだ主旨からズレてるわ。もうすぐに書くわ。
今日の発見はですね(ここは発見noteではない)、
「そのゲーム時間の愉悦感を、鍵盤弾いてる時にそのまま移行できるんじゃないか?」
であります。

これは実験しはじめてまだ3日ぐらいだけど、必ず成ると思っておるのじゃ。
ゲームやってたら「うわぁ」とか「スゲー」とかなるわけじゃないっすか。心躍る状態っての? そのプラスのクオリア(いわゆる「感じ」)を単調な鍵盤の基礎練習中にそっくりそのまま横流しできるんじゃないかってこと。

まぁ、話せばクソ長くなるんでやめとくけど、平生の暮らしの中で仕入れてきた物理法則というか概念みたいなものが、人のクソ一倍あってですね、それがガッチャンコガッチャンコしてきてたどり着いた境地なんですわ。境地なんですわ。

一番影響を受けた発想は…いや、言えねー。なんも言えねー。多すぎて言えねーわ。
とにかく、もうすでに移行できかけてるわけ。基礎錬が楽しくなってきてるわけ。
オレはその移行テクニックを「脳内パブロフの犬」と名づけ…てはいないな。名づけようかと思っている。

脳内で、ゲーム中のクオリアをエサとして、鍵盤弾く作業をベルとする。そうするとちょっとアフ~ンとつながってくる。
脳ってホントすごいし、すごいアホだよ。オレもだけど。
で、そのパブロフの犬状態にするのにいいのが、小人さんになったつもりで弾くことなんだ。満面の笑みを浮かべながらってのも錯覚を引き起こしやすくていいんだけど、オレの場合は小人さんになったつもりが良さそう。
あぁ、もうついて来なくていいぜ読者は。

結局ね、ひとつの鍵盤を押し下げることを、途轍もない偉業だと錯覚させるのが一番いい。人はそれを天才と呼ぶ。はず。
すると、これ当たり前だけど、打鍵という行動が「大事」に思えてくる。ここは大事と読んでもいいぞ。あぁ、漢字じゃわからんな。だいじでもおおごとでも意味は通じるってことー。

で、そんなこと思えったって思いにくいわけだから、自分をマジで小人とさえ思えれば、たとえば左手小指だけをオレだと思えば、それはもう左手だけでもオレが5人必要なわけで、そんな大変な作業ないじゃない?

そうなんですよ。
「大変だからやりたくない」と思ってるでしょう?
逆だったんだよ。ファンタジーゾーンのボス曲という、かつてないイライラ曲を弾けるようになってきた時にわかってきたんだけど、逆だったんだ。
「これは大変なことだ」って思ってなさすぎたんだよ、行動の続かない人は。

だから巷の「何々するだけで痩せられる」とかは、大ウソなんだよね。そんなワケない。「やせることは死ぬほど大変」の、数億倍大変だと思えた人が、それでもやろうと決めた人が、人よりたやすくそのスタートラインに立つんだよ。
あれ、なんかウルウルしてきた。アホなんちゃうかコイツ。

那須川天心も言ってたわ。
「おまえだからできるんじゃん」って言葉に辟易してて、それを見返すために足を捨てて手だけのボクシングに転向したって。また最初から上を目指すんだって。そしたらみんなもやればできるってわかるだろう、ってね。
完全に同意なんだけど、どんな状況下でもヤツらは同じこと言うだろね。「ほら、おまえだからできるんじゃん」って。

だーいぶ昔に永ちゃんが「いつの時代もやるやつはやる、やらないやつはやらない」って言ってたの思い出すわ。


って書いてきた内容に水ぶっかけるかのごとき精神分裂で締めるけど、生まれてきた時点で十二分に「やる」は終えてるのかもしれん。




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【今週のオリジナルソング紹介】




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