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ホン雑記 Vol.609「自我を広げれば不老不死」

「これって悪く言えば全員アホ、良く言えば人は死なないってことじゃね?」と思ったことがらがある。


悪く言ったり良く言ったりでそんなに変わるものって何さ? とお思いだろう。思ってなければいますぐお思いしろ。お思いしてください。

話が長くなる予感がバリバリにするんで短めになるように頑張るぜ。ついでに、今後はいつものもう3割ぐらい文章減らそうかなと思っている。どうやらオレがたどり着きたい場所はこのnoteを必死に毎日埋めることとはズレていそうだからだ。オレの創作物の中ではこのホン雑記が一番下っぱのはずだけど(雑記は創作物にも入れてないとこあるけど)、いまは上っぱになってしまっている。ゲロッパ。って、これがなげーんだよ。


ことがらの話に戻そう。
オレは風邪をひいてる人が近くにいると、においでわかる。

長年生きてきてその傾向がわかって、さらにそこを深掘りした結果、どうやら治りはじめの人からそのにおいが出ていることがわかってきた。
深掘りってのは実際何回かそれらしき人に訊いてみたわけで、「もしかしてて風邪ひいてて、しかも治りかけ?」って。で、やっぱり当たってるんで、「風邪ひきがにおいでわかるマン」に昇格した。全員わかるわけじゃないんで証拠にならないのが悔しいところ。においがしない人も多いんだろうけど、そのにおいがすると近くには風邪ひきマンがいるって寸法だ。

でね、だいじなのはここからさ。
この話、いままで何人かに話してきたんだよ。特殊能力は「風邪ひきがにおいでわかるマン」ですって。

んでね、いままでただの一度もね、「ウソだー」って言われたことないんだよ。全員「へーっ!」なんだ。「そんなことあるんだー?」だよ。
不思議じゃないか? この能力はその人たちにとって、いままでに聞いたこともない、そんなことができるとも思ってないものであるはずだ。だからこそ「へーっ!」なわけだ。なんだけど「へーっ!」が出るってことは、その瞬間に信じてくれてるんだな。なんでなんのソースもないのに信じるんだろうと思うわけさ。

そんでね、だいじなはここからさ(デジャヴ?)。
これは各々がいままで生きて来て、「風邪ひきがにおいでわかるマン」が話題の俎上にのぼったことがないからなのでは? と踏んでいる。
「風邪ひきがにおいでわかるマン」が疑われているところに出くわしたことがない、つまり認知の中にその事象が無いからだ、と。

これがもし「オレ、幽霊見えるんだよね」だったらどうだろう。
信じる人と、ウソつけよって人と、ハイハイ統合失調症ね病院行けよって人に分かれると思う。それはそれぞれのパターンがもうすでに世界にあって、どこかの段階でそれを認知して、選択しているわけだ。
だからネットでの罵詈雑言の応酬はいつも、「なんでそんな画一的なの?」と思わせるのだな。もう少し綺麗でウィットに富んだ返しを用意する層の人はそんな場所に居なくなるんで。
(画一的:何もかも一様にそろっていて個性や特徴がないさま「ウィクショナリー日本語版」より)

サンタクロースもそうだ。「いるぜ」「いないったら」の二択だったところにユーミンが現れて「本当のサンタクロースはね…」と高次元(?)の教えを説いていくのだ。「はーっ! そうかー! そうだったのかー!」だよな。


人が死んで悲しいというその触れそうなほど確かな想いも、先人が経験してきたから、もしくはそれを見たからではないのか。悲しみが物理的に遺伝子に入ってるからという可能性も、幼い時に人の悲しみを見たから悲しくなったというのも両方あるような気がする。で、その両方はまた、物理的に遺伝子に組み込まれるのではないかと。
実際、ネイティブアメリカン(超うろ覚え)のうちのひとつに人の死を悲しまない一族がいる。彼らは自分の死ぬ日がわかり、前日に宴で互いに「ありがとなー」ってな感じで別れるという。たまに外す人もいて「ハズしてしもたわ。またしばらく頼むわー」なんてことになるらしい。

だから人様の情報を流すことしかできない、まったく新規では何も生み出せないという意味では全員アホ。
だけど、前生きてた人の持ってたもの、経験したことでしか自分は作られないという意味では、まだ誰も死んでない。デッカいひとりの何かが生きている。


オレが「神」と言う時のそれは、これです。




P.S.
お食事中の方にはすいませんが、そのにおいとは、痰の味のようのものがにおいになった感じです。だから治りかけににおうんですねー。
白血球と細菌の死骸が発する死の香りってわけです。どちらさんもお疲れさんです。




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