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ホン雑記 Vol.289「人間ごと新陳代謝」

いきなりだが「1億総経営者時代」みたいなものが来るんじゃないかと、昨日ふと思った。

豊田章男氏や経団連元会長であった故・中西宏明氏などは、2年ほど前に「もう終身雇用制度は守れなくなる」と言っていたし、コロナがさらにそれを後押しして、雇う側にも雇われる側にもさらに強くその流れを匂わせた。


オレは1年前から仮想通貨を触ってたんだけど、今回途轍もない機会損失をやらかした。

仮想通貨を知らない人にとっては意味不明すぎな話になってくるけど、「ENS」というのがある。
「イーサリアム・ネーム・サービス」の略で、たとえばイーサリアムのアドレス「0xd8dA6BF26964aF9D7eEd9e03E53415D37aA96045」を「vitalik.eth」と可読性を上げるためのサービスである。
本体は数字の羅列であるインターネットアドレス「172.217.31.163」を、「google.com」と打っても飛べるようにした(DNS)のと同じ発想だ。

もうすでに長くなりそうなので端折るが、自分のウォレットなどにこのサービスを活用すれば(数万出して空いてる名前を買う)、そのENSさんから$ENSというトークンがエアドロップされるというイベントがあった。
(分かる人向けになってきてしまった。興味あったら調べてちょ)

しかもその中でも、ディスコードやってたらとか、テレグラムやってたらとか、いろいろややこしい紐づけをしてた人には(このへんで余計胡散臭く感じるわな)、300万円相当のエアドロがあったらしい。名前を持ってるだけの一番緩い条件の人でも30万相当。

自分は資産の多くが仮想通貨なんで、「ただの文字列に数万円も出してアホくさい。詐欺じゃねーの?」とは思わないけど「さすがに数万はな~」とスルーしてしまった。

こんなことが普通に起こり得るのは、オレもXEMと同量のXYMをもらったんで普通に分かる話なんだけど、こないだ知人と久々に電話で話したら、仮想通貨をいまだ胡散臭いものだと捉えていた。
お金の勉強もしようとしてたようなので、あの手この手で説明を試みたが徒労に終わった。オレ自身は信頼されてるはずの関係なんだけど、それでもそんなもんだ。


国内に出回る日本円でさえ、9割はただのコンピュータ上の数字。手にさわれる紙幣・硬貨は1割しかない。デジタル数字は勝手に銀行が書き換えてるだけの幻影。これを知ってれば仮想通貨のハードルはぐんと下がってたはずだ。

より分かりやすいのは株券か。いまはデータのほうが本物で、紙のほうは無効。でも「そんなデータ現実にないじゃん」と疑う人はいないだろう。

仮想通貨やNFTは、黎明期のAmazonと同じ。最初はみんな、カード情報をネットに入力するなんて正気の沙汰じゃないと思ってた。

仮想通貨界隈が銀行や証券会社やAmazonと違うのは、先行者利益のデカさだ。界隈の主要開発者たちは本当にエネルギッシュで、夢と希望に溢れている。我々が思う以上に、開発者と利用者の垣根を感じていないのが彼らだ。
だから、少しでもそのプロジェクトを広げてくれる人には考えられないような恩恵をくれることがある。

こんな話をするヤツが余計に洗脳者に映るのも分かる。「そんなウマい話があるわけがない」ってなっちゃうんだよね。でも、彼らは驚くほどカネ回りがいいんで、カネで動かないんだよ。だから「世界を変えたい」しかない。あと、たぶん権力が死ぬほど嫌いだと思う。



今後は何にどれどけ張るのか自分で決める世界になる。そしてまったくリスクを取らないのが1番のリスクだ。誰にも経営者的な視座が必要になってくる。

すると、サラリーマンだけじゃなく経営者も大変になってくるな。競技人口増える(Eを抜けてS・B・Iへ)から。「じゃあ、またよろしくお願いしますー」なんていう、通り一遍が通用しなくなってくる。淘汰が始まる。

イヤな言い方するけど、使い捨てて、切り捨てての世界。
全然悪いことじゃない。
服自分で作る? ナベ持って豆腐屋行く? 家住み継ぐ? 100円ショップ使わない?

自分だけ末永くつつがなくなんてのは虫が良すぎだわな。


機会損失は何も損してないのではなく、圧倒的な損失だ。
これに気づかないのは茹でガエルである可能性が極めて高い。

(詐欺は確かに多い世界です。だからまったく勧めてません)




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