ホン雑記 Vol.33「モメンタムの続きと我々の神性」
昨日はモメンタム、つまり「勢い」がだいじだよというお話をした。
こいつはすぐにどっか行っちゃうよと。
まるでヒステリックなロシアンガールのように、機嫌を取ってやらないとすーぐどっか行っちゃうよって話。
これは今つけ足した。こんなアメリカンな物言いをしてみたくもなるじゃない。たまには。
なんでこんなにも人は成長しにくいのか考えたことがある。
やろうと思ってもできないとか、やっても三日坊主に終わるとか、なんでこんなことが古今東西ずーーーっと行われているのか、と。
これ最近分かりました。いや、分かったっつっても合ってるかどうかは知らんよ。でもとりあえずオレの「摂理フォルダ」の中に入れてみた。
これも今作った。
まず大前提として、我々は神の末端なわけだ。ここまでは皆同意見だと思う。
たった今、9割ほど篩い落とされた。
ま、オレが一番採用している神の定義を書いておくと、
「精神を具現化したものが脳、神を具現化したものが生命」
と言ったところだ。受け売りではあるが、これが今のところ一番しっくり来ている。
わざわざ前半部分をつけ足さないと分かりづらいが、つけ足すと何を言わんとしているのかは伝わると信じきっている。
そもそもモノを考えているのは脳ではない。おそらくは脳が1番考えているが、腸だって2番目に考えている、と言われる。もちろん心臓だって考えているだろう。
「考える」という仕事をより高いレベルで行いたいので、何かが「脳」という集積回路を作った。何かの目的に沿って。
脳のない生物もなんらかの目的があるので、これは言わずもがなだろう。
魚の背が黒く腹が白いのは、自分より上方に天敵がいれば暗い色のほうがいいし、下方に天敵がいれば逆光により暗い色のほうが見つかってしまう。だから上を黒く、下を白くした。
ハエトリグサは、20秒以内に2回以上、葉の上にある感覚毛に刺激を与えると、葉が閉じ消化液を出して虫を食べる。植物が意志のままに動くには莫大なエネルギーがいるので、やみくもに葉を閉じて、もしそこに虫がいなければ栄養不足で枯れてしまう。
2回目の刺激に反応するのは、1回だけでは雨や砂などの自然物である可能性があるためだ。20秒以内に2回も刺激を受けるということは「葉の上で動いている何かがあるのだろう」と理解してそのシステムを作っている。
孔雀の羽は… ミツバチの8の字ダンスは… バオバブの木は… とそれこそ無限に続くのだが、オレはそのシステムと、そのシステムを作った何かを神と呼んでいる。
直接聞いたことはないが、おそらく金子みすゞも大体同意見だと思う。
ここからはオレの自説(という名のお花畑)だが、この「何か」にはきっと、
「より多くの生命体(自分)をより遠くの時間と空間に送り届けたい」という行動原理があると思われる。
だから自分の身が1番可愛いはずの人間も、この神性(プログラム)を持っていると分かるわけだ。
つまり、自分を(生命)を継ぐ者が現れた場合、そいつをより離れた時空に送ろうとする。
「我が身の可愛さが1番」というプログラムは書き換わり、そいつが1番になる。
だからといって、子を持たない者が嘆くことではない。
その者には、別にやることがある。
やっとモメンタムの話に戻るが、つまりは三日坊主もそのプログラムに含まれているのだ。都合が良すぎる気がそろそろして来たが……
でも、実際そうだと思う。
ピアノの練習をして、なぜあれだけの時間をかけないと、シナプスが繋がり指が動くようにならないのか。3日ぐらいでリストの「ラ・カンパネラ」を弾けるようにしてくれてもいいではないか。
筋トレをして、なぜあれほど筋線維を切りまくって、ベストタイミングの超回復を使いまくっても、3カ月も経たないと目に見えるほどの筋肥大を起こしてくれないのか。3日ぐらいでシュワちゃんも顔負けのマッチョマンにしてくれてもいいではないか。
「神はしつこい者には勝てない」と言うが、実はこれ、まさに今言ってきたようなことを試されていると思うのだ。
3日で筋線維が変わり果ててしまっては、あまりにも他の生命維持活動に影響が出すぎるのだろう。今のスピードでさえ、過剰進化している動物もいるわけだし。
だからどんな人生、虫だったら虫生にしろ、「お前はその道を往くんだな?」という、覚悟を問われている期間が試練の訪れに感じられるのかもしれない。
今、この道は自分に向いてないんじゃないかと悩んでる人。
ちゃんとその道のド真ん中を歩いているよ。
それと「神はしつこい者には勝てない」も今作った。
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