ホン雑記885「架け橋」

さて、【弾いてみた】か【歌ってみた】を少なくとも週1ぐらいでは上げてこーとしてんだけど、前回のドラクエ2の戦闘シーンをアップしてから10日経っちまったい。

ホントはこの【ホントにとりとめもない雑記】よりも前に出にゃーアカンのだけどね、音楽活動のほうが。なんでアカンのかってそりゃーそんな気がするからでさぁ。

お気づきの人もおられるでしょうが、そうなんすよ、今日書くネタないんすよ。だからこんなしょーもない話で誤魔化し＆過去コンテンツの宣伝をしてるってわけー。

うーん、まだ255文字か。弱ったな。

あぁ、そうそう。兼近の私小説『むき出し』を買って読んでいる。8割ほど読んだけど、そこまでの悪党じゃねーじゃんって、おじちゃん安心した。
いや、まぁ人どつくのは名目上は良くないけど、いや、実際良くないのか…まぁ良くないみたいだけど、むしろ真面目な魂の持ち主だから名目上の「ワル」になってっちゃうんだろーなって感じだった。

自分もあまり法律を…いや、善悪の分別が付かない（付けない）ところがあるんで、この感想自体が常軌を逸してる可能性はある。主人公（ってか著者）の名前含め、かなり似てる箇所もあってヘンな考え（オレの脳内パクってねーよな？）がよぎってちょっと焦ったりもした。
京アニのこともあるし、「オレ大丈夫か？」なんて思ったけど、一瞬でただの偶然さ、と払拭できた。

読んでて「いちいち懐かしいわ」と思う箇所が結構あって、ノスタルジャーのオレにはわりとホクホクの内容だった。「あー、自分なりのスジを無視されると激オコになっちゃうよねー」って感じ。軽く青春のやりなおしをさせてもらったわ。

もちろん、オレは前科者じゃーないんで、あんなにやんちゃではないけど、「これは運だよなぁ」としか思えなかった。し、逆に小説内での彼の思考回路というか「スジ」はほとんどの人に理解できないだろうなぁ、とも思った。自分に2割の正統性があると判断したら、そこを全力で展開してくからね。
ただ、その時は百パー自分が正しいと思ってて、2割ぐらいしか正しくなかったと知るのはあとになってからのことなんだけど。あ、自分の話にすげ替えてるわ（ホントは1割もないのかもしれんね）。

彼が実家で、パクられるのをおにぎり食いながら待ってると警官が3人やってきてインターホン鳴らすんだけど「いらっしゃいませー」言うてドア開けるのは声出してワロてもたわ。
で、母親が手錠かけられて連れてかれる息子を見て「ホントはいい子なんですー、連れて行かないでくださいー」言うて、かねちー（いや、石山か）が「バカ、恥ずかしいからやめろって」ってとこは泣き笑いになってもーて感情がマーブルマーブルしたわ。

その風景がほほえましい、って言うと語弊あるかもだけど、そうやって人は過ちを犯して、気づいて、自分に似た属性の後進の罪を止めるんだろうと思うんだよ。だからオレは刑務所暮らしの人間を落伍者だとは思いにくいところがある。ホント、ウチがたまたま貧乏じゃなかったとか、たまたまカッとなってボコりすぎんかったっていうような運の話でしかない。

一度でもレールを外れた者はまともに取り扱わないという姿勢は優生思想と同じだ。その思想を持つ人間の中で自分から（自分も含めた）下が社会から排除されるべき、と謳う奴はいない。必ず自分は救われる側にいると思い込むんだな。んで、世界がよくなるために、とか言っちゃうわけ。ちゃんちゃらおかしいわ。

これ、もちろんアウトロー全然いいですって話じゃないで。
この民度高き「note」で、いちいちそんなん言わんでもええとは思うんだけど。

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【今日の過去曲】