ホン雑記 Vol.237「全体になりたいボクと孤高でありたいオレ」

オレは好き嫌いが激しい。食べ物に関しては全然そうでもないんだけど、人とか思想に関しては大体白黒がついている。
いまだグレーなまま決められないでいるのは、安楽死の是非ぐらいのものだろうか。

子供のころから友達が少ないのも、そのへんに原因があるんだろう。子供のころから続いてる唯ひとりの友達は、オレと違ってあまり怒らない。
で、ムカつくことに友人知人が多い。で、オレを唯一というような立ち位置にしてくれている（誰にでも言ってる可能性はあるが）。
オレからしたら、オレを否定しない＆ツクリテ＆つまらなくない（何様だよオマエ）がそろってるヤツが他にいなかったんで、そいつだけが残った。

そんなオレなもんだから、西野サロンに入ったり、SNSで知り合ったりしてもブツブツと関係は切れていくのだな。みんな、よくやってんなーって思う。
いまから結構クズなことを言うが、オレはわりと自分の脳内のできごとがだいじなんで（結局それが「世界」でしょ）、普通の人と付き合っている時間がない。で、オレは普通の人なんで申し訳ない言い草なんだけどもさ。
決してバカにするわけじゃないけど、ゴルフだとか、スポーツ観戦とか、老いてからのゲートボールとか、本当にムリ。ムリ。

人に近づいてみて、そんな付き合いの中の温もりを感じないわけじゃなかったんだけど、どうも同じことや会話が2回以上繰り返されると病的にテンション下がるのだ。いい大人なんで「なんかつまんな～い」とは言わないし、その表情を悟られないように必死で口角上げる。

これは人から見たら、さぞ感情的でアホ丸出しに見えてるんだろうと思う。だって、オレがそういう人見たらそう思ってるので。あ、厳密に言えば、オレよりもその傾向が強い人にはそう思ってる。
自分よりも感情寄りの人間には「お前は動物か」と侮蔑し、理論寄りの人間には「お前はロボットか」と侮蔑する。なんなんだコイツは。

そりゃぁ友達ができるはずがない。
逆に言えば、自分よりもすごいと思ってる人じゃないとまったく人付き合いができない人間でもある。ん、別に逆じゃねーか。

読み返してみたけどこの記事、オレにとってデメリットしかない。