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ホン雑記 Vol.385「リアル楽園のDoor」

いやぁ、サイコーだった。
昨日もつぶやいたけど、もっかい書いちゃう。


昨日のテレ東の音楽祭のナンノちゃん。彼女の全盛期の時にドハマリして。アイドルで、ってか女性著名人で一番焦がれた人だった。初めて買ったレコードもナンノちゃんだし、初めて買った写真集もナンノちゃん。
その熱も多分中2ぐらいまでの3年間ほどだったと思うし、いままでもそんなに、ってかまったく追っかけてはいなかった。

で、メタクソ失礼な話なんだけど、女優業でもオバサン役が多いし(当然だけど)、それが他の往年のビッグアイドルたちより板につきすぎるというか、黒木瞳とか石田ゆり子ほど変化しないわけじゃないんだよなぁと(婉曲表現がややこしいわぁ)思ってたりもした。

それがですよ、昨日のナンノちゃん。観た?
フツーに(失礼だな)可愛いかったんだよね。「へーっ!」ってなった。本気出したらやっぱスゲーなって。
で、なんとなく、いままで見たこともないような精気のないお顔だったんで、私生活大変なのかな? ぐらいに思ってたら、生放送で歌うのが30年ぶりってことで、朝からナーバスだって言うんだよね。
それ聞いてオレもなんか緊張してきちゃって。いやいや、オレどれだけ好きでもファンっていう状態にならないんだよね。だから「え、ナニコレ?」ってな感じだったさ。

んで、歌いはじめてしばらくたったらワシ「たまらん」って思わず言うてた。嫁が隣で「ホントに好きなんだねー」って言うほど。いやいや、オレそんなにキャッキャしないんだよ、普段。いや、してるか。

その「たまらん」はね、あのころのポーッとなってた目線が久々に戻ったことにビックリしたし、歌の良さに対してもそうだったのだ。
10代のナンノちゃんの鼻にかかる感じと声の細さは微妙に消えて、歌唱力は少し上がってる。これがサイコーだった。
ファイナルファンタジー・ピクセルリマスターみたいなもんだよね。元のイメージを壊さないまま良くなってるんだよ。これは、なっかなか出来んと思うで。35年ほど前のアイドルが。

歌の道に入っちゃって本田美奈子みたいな歌唱力になってても引くし、多少落ちてても「あぁ、やっぱりなぁ。歌から離れてるよなぁ」なんて思っちゃう。
それが多少うまくなってるんだよ。生放送だから流行りのピッチシフトで音痴矯正もしてない。しかも原曲キー。この時点でかなりの感動。
ナーバス感が伝わるほどだったのに、歌いはじめたらまったくわからないし、完全に世界観を作ってる。

で、歌い終わりに片目つぶって舌出して、胸を撫で下ろす仕草をした時にあのころのナンノが完全に見えて、泣いてもた。アイドル見て泣くのは初だったんで「え、ヤダ、ちょっと、ウソん」ってなってしもた。
オレにしては珍しく、Twitterでタグ検索して、みんなのツイートにいいね押しまくりに行った。嫁は「幸せそうだねー」なんて言っている。そうともさ。なんと有り難い時代に生まれたのかーっ。


ナンノちゃんは、オレの中でトップオブアイドルだ。
ウソっこが嫌いなオレとしては、アイドルはあまり好きじゃないはずなのだ。実際いまのアイドルは苦手だ。

で、なんで彼女だけ違うとこに置いてるかっていうと、まぁ、顔は圧倒的に好みなんだけど、キョンキョンとかさとう珠緒とかゆうこりんのような(それぞれタイプはまるで違うが)アイドル極振りとはまた違った、完全アイドルという感じが伝わってくるのかもしれない。

オレの3割は女子で出来てるけど、ナンノちゃんも同じく7割ぐらいが男で、女バージョンの自分を使って世界に「華」を提供してる感じがあるんだな。いや、勝手にそう感じるだけだけど。

だから女性特有のイヤミな感じがないし、すごい頭いい感じあるし(頭悪そうな感想だな)、プロデューサー気質が見て取れるんだろう。
アイドル時代、珍しく彼女の所属事務所は恋愛禁止にしてなかったみたいだけど、自分でそれを課してたっていうのにも表れてるのかもしれない。



アイドルは「偶像」の意味だけど、そのイメージを完璧に保とうとすればするほど、数十年後の自分を縛る滅私の仕事だと思った。


まったく逆の人が浮かんだけど、やっぱ冗談でも書くのはやめよう。

いやいや、今日はタグ欄にも書かないから。




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