ホン雑記 Vol.750「脳率よく」
昨日はまたいいことを知った。筋肉の話なので興味ない人はスルーでヨロシコ。
あ、いや、やっぱ脳の話だった。これは色んな使えるでー、と思った。
前に海外のこんな実験の記事を書いた。
数十人を集めて4週間ベッドに寝たきりで何もしないでくださいというもの。あらかじめふたつのグループに分けといて、片方にはなんの指示もなし。もう片方には日課を与えていて、筋トレをしてるイメージだけを毎日やってくださいというものだった。
4週間後、最初のグループの人間は平均して45%も筋力が落ちていた。筋肉のイメージトレーニングをさせたほうのグループは29%の減少にまで抑えられた。
その記事では、これだけでもすごいなーって話をした。
鍛えたい部位を意識をすると、より負荷をかけられるっていうのは有名な話だ。たとえば背筋なんかは初心者は効かせにくい。腕でウェイトを引くために、力のかなりの割合を上腕二頭筋でカバーしてしまう。それをより背筋メインに持って行くために背筋が収縮するのを意識する…つまりほぼほぼフォームの問題だとも言えるわけだけど、その記事ではそういうことではなくて、「イメージするだけで」確実に筋線維の負荷を生んでるんだなと。すんごいなーって話だった。
で、昨日知ったいいことっていうのが、「この意識しながら筋肉に負荷をかける」ということ自体に、脳側の熟練度があるということだった。
たとえば鍵盤練習なんかのスキルはやればやるほどレベルアップしていく。当たり前の話をしているな。
んで、長い時間レベルアップしてきたジャンルほどレベルアップの効率はよくなっていく。いうてもその時にはスキルアップの内容が違うので証明のしようもないんだけど。ま、肌感で。
うん、そうだね。冒頭で筋肉の話って言ったけど、やっぱ脳の話だね、これは。筋線維の断裂のしやすさの話じゃなく、破壊された組織を治すぞー、とより強く指令を出すのは脳のほうだもんな。
つまり、脳が筋肉を意識する熟練度が上がるということで、鍵盤の長期練習で指が動かしやすくなっていくのと同様、イメージによって脳が筋肉に影響を与えやすくなっていくということだ。伝わってるだろうか、これ。
オレにとっては、英語とプログラムが押さえておきたいぞーと思ってる双璧なわけだけど(いまはプログラム捨ててAIかも。気に食わんけど)、加えて脳の仕様を知り尽くすのがだいぶアドバンテージになるんじゃないかと最近特に思う。もう進化が早すぎて早すぎてね。そもそも脳はあらゆることに関係してるしね。
脳の、特に、脳の可塑性(たとえば脳梗塞などで指を動かす細胞がダメになったとしても、リハビリによって腕を動かす脳細胞の神経を損傷部位の制御に変化させられる)はメッチャだいじになってくると思う。
こういうことが学び直しに関係ないはずがないと思うんだよね。で、それってたぶん、「無理と思ったら無理」っていう意志の部分が大きく結果を左右するんじゃないかな。
しらんけどな。
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