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ホン雑記 Vol.483「継続はホンッッット力なり」

先日、日焼けしながら永ちゃんの『成りあがり』を読んだ話を書いた。2回目の読了。1回目よりも映画的に見えたし、感動も深くなってて良かったなーってお話。

生きてたら自分の拾い上げアンテナが増大してるんで(感受性の減る人もいるかもしれないけど)、大体の創作物(『成りあがり』は実話だけど)は自分の中で面白くなってくもんだよなーっていう。


で、読んでしばらく経って、またさらに発見があった。ストーリーとは関係ない。そしてこの発見がオレ的には一番の戦利品であるように思う。

それを書いてしまうと今日の記事は終わってしまう。あぁ、めっさ短くなってまうやーん。少なくとも1000文字ぐらいは目指して何時も書いてるけど、今まだ300文字だ。あーどうしようかなー。

早くー書きたいー。発見あるあるー、早くー書きたいー♪

………。

いかん。すいません、貴重なお時間を。


ま、大したことじゃないんですけどもね。
一人の男が駆け抜けた人生は(言うても当時まだ28歳の永ちゃんなんだけど)映画的で、「ここでこんなことがあったのかーっ」「そんなことしちゃうのかーっ」「よく走り続けられるなーっ」と関心はするんですよ。
するんですけどもね(ちょっと憑依してね? ファンに怒られるで?)、ボクねぇ、これ気づいちゃいました。

「あれ? たしかに宇宙人みたいなスーパーマンなんだけど、ひとつひとつの行動でオレにできないことは何ひとつないぞ?」

ってことにですよ。
もしあの本の中に「ギターテクが世界一上手い」とか「10秒ぐらいならなんとか空飛べる」とか「1秒ぐらいなら頑張れば時を止められる」とか書いてあったなら、そりゃ「オレには無理だわ」ってなってもいいと思うんだよ。

でもそうじゃないんだよ。
恥ずかしがり屋のオレが、駅前でストリートミュージシャンやって(数回だけ)、ちょっとでもお金をもらえたことを考えたら、不安からくるその一瞬の行動力さえあれば、できないことは何ひとつないんだ。「これおかしくね?」とネゴシ(交渉)する胆力もまぁなんとかある。

差はたったひとつだけ。
「オレがなんとか全力でやれるようなことを、永ちゃんは常にセレクトしてきた」っていうそれだけ。

これに気づいたの、些事かもしんないけど、オレの中では「アハーーーッ!」だったんだよ。
同時に「夢はあなたを捨てない。いつもあなたのほうが夢を捨てる」っていうよくどこかで聞くこのセリフも、完全に腑に落ちた。「あ、ホントだわ」ってなった。
できることがあって、それをやってない。ホントにただそれだけなんだと。



永ちゃんはよく周りに「早い男だよね」って言われてきたらしい。気づいたら誰よりも早くやってると。検討しますなんてことが一瞬もない。

彼自身は「そうなのか?」なんて思ってたらしいけど、ある時「なるほど」と自覚したことがあった。
「早い男」じゃなくて、自分は誰よりも「怖がり」なんだと。無茶してるように見えて、誰よりも安定していたい。微塵の不安もイヤだ。だから気づいたら手を打ってるんだと。

これには膝を打った。オレが駅前で弾き語れるほど勇気の湧いてた時期は、たしかにいつより怖がってた。このままじゃ何もないまま終わると。
ここ最近オレが言ってた「何者にもなれない不安」という漠然とした分不相応な不安じゃなく、もうメシが食えなくなるようなハッキリとした不安。仲間内でひとりだけ高校落ちたような感覚とでも言おうか。


幸せっていうのは、ホントに掴みどころがないと思った。
幸せだと自覚できる暮らしの時には、幸せを掴む、近づく力が落ちる。
これじゃ全然ダメだ、ヤバいと思ってる時に、もっともその力が身についてる。幸せの中でも特にハッキリとしたもの、「成功」という言葉に近い幸せの時には、だけど。

恐怖は、途轍もないエネルギーだ。
ただそれを避けようとするだけでは、あまりにもったいなさすぎる。それを感じた時には、とにかく何かやってみるべきだと脳裏に…いや、もっと表のほうに刻んでおこう。




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