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ホン雑記 Vol.744「届かない敵を叩くよりかたわらの宝を愛でよう」

今日はかつてないノロケ話になるので、そういうのヘドが出そうな人はUターンでヨロシコ。


つい最近気づいたんだよ。嫁の資産性ってすごいなと。
いや、厳密には嫁がっていうか、自分自身の感情のとんでもなさと、適材適所についての話かもしれん。

昨今のオレは情緒不安定なのか…ま、昔からそうなんでそういう安定の仕方なんだけども、月を見たり川にいるカモ(たぶん)を見たりするだけでもウルウルするようになった。3割ぐらいの確率でウルウルしてる。ポロポロまではいかない。
そんなヤツなんで、嫁の価値というか奥深さもどんどん上がってるわけだな。だってカモ(たぶん)ですら前と比べて跳ね上がってるんだもんね。嫁は人間だから一層すごいわけ。

だーいぶ前に武田鉄矢が「結婚はハッピーエンドじゃない。アンハッピービギニングだ」なんて言ってたんだけど、ま、それも日本人特有の謙遜ギャグみたいなもんだと思うけど、どっちにしろ意味がわからんのよ。ハッピーエスカレートでしかないんだけど、ウチ。なんかスマンけど。いや、スマンことないか。どうも幸せ謙遜する民族だよな、ワシら。

で、ここから盛大にノロケるけど、嫁へのほっぺたプニプニや耳たぶプニプニや前腕プニプニやお手てプニプニが近ごろ常軌を逸してる。ホクロの位置覚えとかもそう。あぁ、書いてて相当恥ずかしいこれは。過去イチの恥ずかしさだ。
でね、これは凄絶なノロケであるわけだけど、その行動原理は言いようのない悲しみなのだな。何をいいように言うとんねんと思うけど、実際そうなんだよ。

20代の頃からそういう悲しみは強くあった。何かがなくなってしまう悲しみだ。で、以前は悲しみの中でも恐怖の色が最たるものだった。「あいつに何かあったらどうしよう」ってヤツだな。だから嫁との別れ際の儀式が多い。神経症ギリギリのラインだと思う。
それが徐々に「オレ以外の人間にこいつの価値はわからない」と思うようになってきた。そりゃオレ以外にはわからんわな。たとえばヒルズ族なんかのところに嫁をあてがったところであんなもんはなんの資産性もない。飛べない豚はただの豚だ。

が、互いに運のいいことに、愛でて愛でてめでてーヤツのところにやってきた。あぁ、なんという天の采配だろうか。
だとしたら、オレ以上に嫁の価値を根こそぎ味わい尽くせるヤツがいないとしたら、オレがプニプニするしかないし、ホクロなんかの情報を認識するしかないし(もったいない)、嫁の何かしらを地球上に遺してやりたいと思うわけだ。「何かあったらどうしよう」などと思ってるヒマはないのだ。

思えば月もカモもオレに食われる花々も、僭越ではあるが「い~ぃところにやってきたねぇ」とわりとマジで思う。病気なんだと思う。



「何者かになりたい」「成功したい」ともがいてきたオレだけど、ある意味では大成功者だと最近思う。
いまんとこ全然成功を追いかけられてないけど、「失う前に気づきたかった」という大後悔だけはしないだろう。するかもしれないけど、これ以上はやりようがないと、いまは思えるからだ。

それもどうやらオトンのおかげ。




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