見出し画像

雑記1077「闇止めの術」

尊敬を超えて崇拝に近い心持ちで仰ぐお方が何人もはいないけどいるんだけど、そのおひとりが徳永義昭さんだ。


さんまの「夢叶えたろか」で世に出て来られた海苔漁師だ。いや、いまでは海苔漁師&ピアニストだ。
「叶えたろか」の中でも過去イチ泣いて、刺さり続けた(そりゃそうか)のが徳永さんなのだ。

そしてこないだNHKでやってた徳永夫妻の密着番組で、これまた異様な縁を感じてしまった。そこで「はふぅ~ん」ってなって(わりとはふぅんなる)、徳永さんのYoutubeチャンネルを見に行ったんだけど、そこで茫然となった。

彼を音楽界にいざなった、「ラ・カンパネラ」で彼に雷を落とした、フジコ・ヘミングさんが亡くなっていたんだねぇ。コメント欄のみんなの「大丈夫ですか? 飛んできました」で初めて知った。最近はニュースのインプットを遮断してるんでわからんかった。

オレもコメント書こうとして(訃報を知ったのとは関係なく)チャンネル見に行って、で、なんとなく大それた感じがしてやめて、やっぱり想いの丈を書いておこうと思って結局コメントした。
超ご多忙なのに(漁のかたわら1日8~10時間ピアノ弾いてらっしゃる)みんなにいちいち返信してらしたんで、「時間を奪うかなぁ?」vs「自分もなんかお言葉をお賜り候しちゃえるかもぉ?」がしばらくせめぎ合って結局書いてもた。

そしたら大層喜んでいただけて(もちろんオレだけではないが)、いまは九州の各県を毎日回ってて忙しく、簡単な返信で申し訳ないとまで書いてあった。
とんでもないです、とまた短めに返信したけど、こういう人はいったい何なんだろうと思った。

「ホントに人?」と疑うようなレベルの人に崇拝の念を抱くオレだけど、オレみたいなんと違って邪念のカケラもないんだろうなと思う。
漁師のせいか見た目はイカついんだけど、鬼のように純真で、あまりにも愚直ゆえにひとつのことに邁進できる(自分でもバカだからできるのかもとおっしゃってた)。そして、やっぱりというか、可愛いんですよ、徳永さん。
「いままで大勢のうちのひとりだと思って生きてきたけど、こんなふうにまでしてもらえた(映画もできたり)。もういつ死んでもよか」
って言うんだね。

ヘンな話するけど、人間が持ってるものは当然神も持ってて、人間が可愛い人が好きってことは神もやっぱり可愛い人好きなんだよ。
昔の人はそういうのをなんとなーくわかってて、そんで「お天道さんが見とるぞ」って言ったんじゃなかろうか、と思うのよねぇ。

オレが言語表現で最も敬愛するドリアン助川氏も「俺はジジイになってからだ(上手くいくのが)」ってたしか言ってたし、だからオレもジジイになってからなんかしら花開くと思ってなんとか死なずに生きてます。すーぐ指切断する妄想しちゃうからねー。昨日もちょっと震え上がったぐらい考えちまった。前よりは手前で引き返せてるんだけどね。
あえて似せるつもりも毛頭ないんだけど、ゴッホみたいな部分あるんだよねぇ。逆にタイソンみたいになりたいわ。ん、それもアカンか。
ホント嫁がおらんかったらどんだけ自暴自棄こいてるかわからんわ。

あら、話が変わっちゃった。


いい歳こいて、頑張ってる人に近づきたがるミーハー尻軽男だけど、それってそういうことなのかもしれん。エンハンスしてもらうのもあるけど、ストッパーにしてるんだ。

来月9日から鹿児島の知覧行くんで、出くわしたりしないかしら。




――――――――――――――――――――

【今週の過去分オリジナルソング】




サポート大歓迎です! そりゃそうか!😆 頂いた暁には、自分の音楽か『しもぶくりん』への「やる気スポンサー」としてなるべく(なるべく?)覚えておきます✋ 具体的には嫁のさらなるぜい肉に変わります。