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雑記1000「1000回おめでとうありがとう」

いやー、なんかあっという間に来ちゃったなぁ。1000回。

【ホントにとりとめもない雑記】っちゅーコーナー名でやってきたんだけど、最初はその後ろに「Vol.」も付けてたし、長くてタイトル見にくいだろってことで途中から略して【ホン雑記】にしたんだけど、今日から4ケタになってまた伸びるんでただの【雑記】にしちゃう。
あー、またひとつ歴史が終わっていくー。でもタグ名には「ホントにとりとめもない雑記」を永劫残していくんで、そのへんは心配しないで。あたしのことで心配しないで(だっれもしてない)。


思えば「何者にもなれない病」を患ってた時の傷からこれをはじめた。
ここではよく糸井重里氏の「ほぼ日」の話とか、彼のエッセイの話が出てくるんだけど、その「ほぼ日」の中の膨大なアーカイブの中にあった若者との対談みたいなコーナーのおかげなんだよね。

相談者が「漠然とパッとしないんです~。どうしたらいいんでしょう~」みたいなことを言ってて…あ、いまメッチャテキトーに書いたんでその人ももうちょっと真剣だったと思うけど、そこで糸井氏が、
「何か始めて続けてみたら? 何かが見えてくるかもよ」
みたいなことを返してて。僕も「今日のダーリン」(エッセイ)毎日欠かさず書いてるんだけどね、って。4年ぐらい前のその時でもう二十数年続けてた彼の言葉なんでちょっと気になったわけ。
何より「何かが見えてくるかも」の「かも」が救いだった。「これをやったら絶対大丈夫」って感じだったら食いついてなかっただろうな。

前もこのたとえを出したけど、
「苺苺苺苺苺苺毒苺苺苺」
よりも
「毒毒毒毒苺毒毒毒毒毒」
のほうがなんか希望を感じない? って話をした。

上のほうがイチゴは多いんだけど、絶望を匂わせる。漫画で言ったら、週刊誌の最後こんなんなったら「次回絶対ピンチになるじゃん」ってフラグっぽい。
だけど、下のほうは毒の沼地にひとつだけイチゴ。でもひとつだけ咲いてたらパーッと光るじゃない。毒のほうが9個もあるのに。その時に人は希望の兆しを感じるじゃない。
ん、何言ってるかちょっとわかりにくい? こまけーこたーいいんだよ。

とにかく「かも」のほうが、「絶対大丈夫」よりも癒し成分…ってか確率? が少ないんだけど、そっちのほうが賭けてみる気になったってことなんだよねぇ。

で、4年ほど雑記書いてみてどうだったか。
いまの肌感は正直なとこ「何かが見えてくるかも」って感じ。ズコーッでしょ。オレもズコーッだよ。
小6だったヤツが高1になってる時間だよ、4年っつったら。だけどあんまり変わってる感ない。うひは。


ここをはじめたあたりの時は西野サロンに入ってたこともあって、とにかく光らなければ光らなければと思ってた。
そりゃ思うさ。4年前っつったら44、5(「よんじゅうしご」ってなんて打ったらいいんだ)だけど、もうひと花どころか、ひと花も咲かせてないんだもん。

それから疲弊の日々ですよ。もともとあんなヤツ西野亮廣とはエネルギーの量が違いすぎるんで。サロンで知り合った何人かの知人のうちの何人かも、疲れてサロン辞めたみたいなこと言ってた。
ま、西野サロン、楽しかったけどね。彼が「プペル」を育ててる時期から「これは内緒だよ」なんて内容を教えてくれて、映画館に着いて緊張するなんていう初めての体験をさせてくれた。「お客さん入ってくれるかな?」なんてスタンスでその場にいることは普通はないからね。

ちょっとズレてきたな。
ま、そんなこんながあって、途中でもう何度もこの雑記をやめようと思った。やっぱ西野氏につられて「価値の創出」みたいな価値観から抜け出せなかったしね。
で、「いや、これは日記であーる」と開き直って続けることにした。そう思わないと、この雑記が「なんらかの価値あるコンテンツにならないかもしれない」という不安をもたらすものになってきたからだ。

オレはノスタルジャーで、ハッキリ言って余人どもと比べるまでもないほどに過去の価値が高い。オマエらみたいなもんと一緒にすんじゃねー(どうした急に)。
というわけなんで、日記ってのは大正解だった。たまに読み返しては涙したり、「すごい考え方だなコレ。書いたの誰。あ、オレ」(2回も韻踏んでもた。偶然です)なんて思っちゃったり、ホントめでてぇ野郎なんですわ。
だから日記書いといて良かった。あー、日記書いといて良かったー。

………。

なんだけどね、ホントはね、ホントの日記ならね、日記帳に書いとけばいいんだよね。
だけどやっぱりですね、定期的にだとかたまにだとか、「スキ」してくれる人の目線を想像して書いてるわけですね、これ。
ドえげつない下ネタとかブッ込まないしね。たまーに、チンコチンコいうぐらいなもんでさ。こんなもんじゃないからね。ホントは。

さんま師匠が「俺の芸風を作ってるのはお前らやねんで」ってファンに向かって言ったことがあるらしい。ラジオかなんかかな。
いまの日本で一番暑苦しい自我の塊のような男がやで、「お前らの笑うほうに合わせてたらこうなった」みたいなことを言うわけですよ。やっぱり自と他はつながってるわけですよ。

ということはやっぱり、めちゃくちゃな悪口雑言とか、「もう、ワシ、今度こそ、アカンかも」なんていうダークな心情はそのまま書かずにいたこの雑記なんだよね。人目ゼロの日記とはやっぱり違う。
そこでオレはいま初めてですね、ス、スキをですね、い、いつもありがとうございます、とですね、思うわけですね。

いままでは他の人がそんなこと書いてても「ウソこけ」って思ってたからね。「綺麗に使って頂いて有難うございます」の便所の文句みたいなもんだろと。
ほかにも「最後まで読んで頂いて有難うございます」とかね。ウソこけよって思ってた。か、ウソじゃないなら、単なる定例文で、思ったこともねーだろと。ある時期から急に流行りはじめたからね。オレだけは使うめぇって思ったもんさ。

ま、よくわかんないけどそんな感じー。


でも、ずーっと「何かが見えてくるかも」って思えてるってのは、すごいことのような気もしてきた。
ここがなかったら、もっと藻掻いてるんだろな。




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【今週のオリジナルソング】




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