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技術と経営の視点で、ユーザーとプロダクトを繋げる懸け橋を担う DeployGate共同創業メンバーへインタビュー

こんにちは!採用広報チームです。

先日公開したDeployGate共同創業メンバー今井さんの記事に続き、今回はもう一人の共同創業メンバーである安田さんにもインタビューさせて頂きました。

Q:安田さんのキャリア、DeployGateに関わることになった背景を教えて下さい。

2006年NTTコミュニケーションズに新卒として入社しました。親の仕事の関係で中高とアメリカで過ごした経験から英語が話せたこと、元々人とのコミュニケーション自体に興味があったこと、そして当時IT業界が盛り上がってきていたタイミングだったので、この3つを掛け合わせた法人営業がやりたいなと思い就職活動をしている中で出会った企業でした。
しかし、驚いたことに初期配属はエンジニア部門で、グローバルに展開する企業のネットワーク構築を担当することになりました。大学で経済学を専攻していたため、技術知識は皆無。なんとか先輩たちの指導のもと、基礎から学び、プロジェクトマネジメントやネットワークエンジニアのスキル等幅広く身につけていきました。

ネットワークエンジニアもしたんですか?

しましたね(笑)検証部屋にこもって転がっているルーターやスイッチと戯れつつ、自分でコンフィグを書いたりしながらネットワークの基礎を学び、CCNP(Cisco Certified Network Professional)の資格も取得しました。2年後には入社当初の希望通り法人営業に異動し、外資金融企業へのデータセンターやセキュリティ製品の提案・導入、新しい市場ニーズの開拓などを行いました。約3年間の法人営業経験を経て、社会人歴5年目のタイミングで転職を考え始め、2011年8月に株式会社ミクシィ(現:株式会社MIXI、以下ミクシィ)へ入社しました。

Q:ミクシィを選んだ決め手は何だったんですか?

そうですね、当時ソーシャルメディアやモバイルアプリがすごく盛り上がってきたタイミングで、前職ではあまり関わることができなかったアプリケーション領域で人脈作りやビジネスの可能性に挑戦してみたいと思ったことが大きいです。あとはミクシィの人と人との繋がりを大切にしているところに惹かれ決断しました。
ミクシィに入ってからは前職で培われたエンジニアリングと営業両方が分かるというスキルセットが高く評価され、アライアンス事業部に配属となりました。ここに関しては、現職にも繋がってくると思うのですが、エンジニアのような自分と異なる毛色の方々と共に仕事をする機会を持てたことは、元より自分が人とコミュニケーションを取ることが好きというのも相まって、私の視野を格段に拡げてくれたなと思います。

藤﨑のインタビュー記事(開発者チームに必要な声を届けるDeployGateの道のりと今後の展望)にもありますが、当時ミクシィは大きな転換期を迎えており、新しい取り組みを模索している最中でした。私が配属したアライアンス事業部も4ヵ月で解散することになり、その後配属となる投資先のポートフォリオマネジメントや事業投資の領域で経験を積んだ後、ミクシィの中でスタートした新規事業立ち上げプロジェクトに関わることになりました。ここで新規事業の一号案件としてでてきたのが「DeployGate」でした。

Q:事務局側から、なぜDeployGateのメンバーになっていったのでしょうか。

普通に考えたらおかしいですよね(笑)会社全体が現状を変革しようという強い意思のもと、個人的にも新規事業立ち上げプロジェクトにおいて成功実績を作ることに強く動機付けられていました。事務局の役割を担いながらも、50%の時間はDeployGateに割いていたんですよね。一緒に営業しにいって、プロダクトについて自分自身も学びながらお客さんへの説明もしたり、サービス紹介動画の制作にも携わったり。これは今でも強く印象に残ってるんですが、DeployGateの知名度を高めるために、チケットもないのにGoogle I/Oのサンフランシスコ会場まで行ってDeployGateロゴ入り団扇を来場者の方々に配ったりもしました。
このように成功のために何でも一緒にやって、徐々にエンジニア界隈で重要なサービスへとDeployGateが確立していく過程に関与していきました。

そうして藤﨑の記事にあるようにDeployGateはミクシィから独立するのですが、そのタイミングで声をかけられ正式に仲間になることを決めました。

Q:現在の安田さんのDeployGateでの役割はなんですか?

当初は開発以外の何でも屋さんとして、コーポレート系全般からカスタマーサポート、マーケティング、営業まで幅広く担当していましたが、最近は大きくわけて二つの役割を担っています。1つはコーポレート系全般のマネジメント、もう1つがセールスマーケティングです。前者に関しては、コーポレート担当メンバーへの指導や相談、タスク管理から、顧問弁護士や社労士、その他社外の専門家との関係構築が私の責務です。
セールスマーケティングに関しては、例えばクライアント先に対する導入のサポートや製品説明、クライアントとの関係構築のためのコミュニケーションチャネルの構築と運用、ユーザーヒアリングの調整など、顧客とプロダクトを繋ぐ部分のミッションを担っています。

Q:11年経った今、心境の変化などはありますか?

「全員が好きなことや得意なことにフォーカスできる組織でありたいよね」という話を経営陣とフランクに話せるようになったのは、大きな変化です。
私は元々、自分の好きや得意よりも、他人から優秀だとか頼りがいがあると認知されたいという外部からの評価を強く意識してしまうタイプでした。またプロダクトや開発が主軸となる弊社において、それ以外のところは自分が全部カバーしなくてはという責任感や義務感といった自分の心からやりたいことを無視した苦しい意識で働いてしまっていました。
そのような意識が原因で「もっと会社を良くしなければ」とか「経営チームのレベルアップが必要だ」と自分自身にさらに無理な負担をかけ、徐々に息苦しくなっていました。仕事だけではなくプライベートでも2人目の子供が生まれて生活リズムが崩れるなどと重なって、実は今年の5月に、体調を崩し3ヶ月ほどの休養期間もらっていました。
ただこの休養期間は、自分自身としっかり向き合う貴重な機会となりました。この期間に友人から紹介されたインドの意識と瞑想の専門学校にて学び始め、数々の体験を通じて、自分が勝手に抱え込んでいたさまざまな執着を手放すことができたり、ありのままの自分を見つめ、自分の頭ではなくて心が本当に望むことに少しずつ耳を傾けられるようになりました。
復帰してからは経営チームの2人に対しても、各々の特性や好きなことに焦点を当てることで、個々のモチベーションを高めつつチームの調和を図ることができ、組織をより良い方向に導くような議論ができるようになったと思います。

Q:DeployGateの強みはなんだと思いますか?

DeployGateの最大の強みは、企業文化と合致する人のみを採用しようとトライしている点にあると思います。そもそもポリシーとして、私たちは外部からの干渉を最小限に抑えるために、意図的に資金調達を行っていません。これにより、事業方針や経営の意思決定において独立性を維持しており、自社のビジョンや目標に集中できる環境を作れていると思います。もちろん、今後さらに事業を拡大する中で方向転換する可能性はありますが、現状では関わるステークホルダーを最小限にするという方針です。ただこのような状況では取れる選択肢が限られてくることも事実です。
ですがメンバー一人一人が状況を理解し会社のために能動的に、そして効率的に業務を遂行してくれたり、課題解決のための提案をしてくれる事が大いにあります。本当に信頼できる良いメンバーが多く集まっているなと感じると共に、これがDeployGateの強みであり資産だと思います。チームにフィットする人を採用するために、「トライアル制度」(参考:採用フローにトライアウトを組み込んでいる理由)の導入も行いました。1ヵ月程度のお試しで候補者にチームメンバーとして一緒に働いてもらい、その期間で双方フィットするか見極めるという制度です。時間はかかりますが、候補者とチームの相互理解を深められ、チームの「らしさ」を大切にしながら、マッチする人の採用が出来ていると思います。

Q:最後に、今後の展望について教えてください。

個々の特性と強みを活かし、自走できる組織の構築を行います。正直今は経営陣3名それぞれが経営者として、その他諸々担当しているプレイヤーとしての視点両方を掛け持ちしてしまっていることが多いのですが、二つの視点を適切に分けて考えることの重要性を認識しています。経営においては自らがしっかりとコミットし、組織が自走できるようにする必要があると考えています。その一環として、プロダクトチームから代表藤﨑を一時的に切り離すことを計画しており、これにより経営に集中できる体制を整えています。経営陣が本音で自分たちの強みについて議論することができた結果、このような選択ができました。
ユーザー体験の向上とプロダクトの品質向上を第一に考えてきた藤﨑は経営者として、未来のビジョンをしっかりと描く。全体を俯瞰して見ることができ、細部にまで目を配ることが得意な今井はその能力を活かして組織を支える。私はやっぱり「人」とのコミュニケーションが好きだし強みだと思っているので、プロダクトとユーザーとの橋渡し役を担うことにフォーカスしていく予定です。

DeployGateは、ユーザーとのコミュニケーションを重要視し、長く付き合いのあるクライアントから最近使い始めてくれたユーザーまで、多様な声に耳を傾けることを大切にしたいと考えています。ユーザーが求める成功を実現できるようにサポートすることが目標です。ユーザーからの直接的なフィードバックをプロダクト開発に活かし、持続的な改善サイクルを構築することで、ユーザー主導のプロダクトコミュニティの形成を目指していきたいです。

(ちょうど直近藤﨑もこのようなブログを出してました。「得意なことに全力を尽くせるような組織作りを始めた」)

Q:安田さんが個人的に挑戦したいことはありますか?

具体的な計画を立てているわけではありませんが、自分自身を見つめた結果、元より運動好きで健康マニアなため、筋トレ、栄養学、解剖学など人間の体に興味があることに加え、今回自分が心と体の健康を崩したことをきっかけに、人の心や体を癒したり、悩んでいる人に寄り添っていくような仕事をしたいなと考えるようになりました。特に経営者に対して。経営者が孤独に陥りがちであるというのはよく言われることですが、まさにそうだなと個人的にも感じたんですよね。
自分の経験や体験を活かして、孤独や経営のプレッシャーにより自分を閉ざしてしまっていたり、苦しい意識から頑張ってしまっている経営者に対して課題を乗り越える手助けをし、社会全体にとってもプラスの影響をもたらせるような取り組みをしていけたら良いなと思います。

安田さん、この度はインタビューご対応頂きありがとうございました!

さいごに

Inside DeployGateでは、社員の紹介や組織周りの各種取り組みについて、今後もさまざまな記事を投稿予定です。よろしければフォローよろしくお願いします!

また弊社では、一緒に楽しく働き、プロダクト及び組織をより良くしていくメンバーを随時募集しております。もしご興味ある方がいましたら、下記のサイトよりご応募お待ちしております!


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