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猿真似大好き人間どもよ

文章というのは不思議だ。
もともとそんなに文章を読んできた質ではないので、何を目的にしたらいいのかがわからない。
1から文字を紡いでいき、それを構成していく。
とても気の遠くなる作業だと思う。
自分自身はイラストや絵画のほうが幼少期から携わることが多かったため、馴染みがあるが、もちろん真剣に描く際はいろいろと思考を巡らせながら描いている感覚がある。たまに何も考えず落書きをするときもある。そのときはこんなふうに作ろうなんて一切考えていない。

文章はどうなんだろうか。気楽な気持ちで文章を書くという感覚が私にはわからない。
それはおそらく私と文章や本への親しみが少ないからなのだろうか。もっと親しくなっていけばまたかわるのだろうか。
しかしもう長い文章を読むことや集中力のいることをするのは難しい。遠出をして楽しく過ごすことも難しい。
遠出や旅行ができなくっているのを実感する。
人間というのは愚かなものだ。
できる時や恵まれているときは当然と思っている。
できて当たり前
服を買うことが当たり前
カフェでゆっくりするのが当たり前
明日がきて生きているのが当たり前
でも本当にそんなことはないんだって気付かされる。
でも気づいたときはもう遅いんだ。
こんなチープなこと、言う日がくるなんて思ってもなかった。

こんなふうに言葉を並べていても、わたしは今まで読んだ本やらネット記事やらの真似をしている。猿真似だ。
1から言葉を紡ぐなんてできやしない。できたら偉人だからね。
人間なんて所詮動物だ。みんな周囲の人間を見て生きているだけだ。
髪の毛をきれいにしても顔の整形をしても化粧してもいい大学に入っても所詮動物だ。
人間は生きてるだけでいい存在なんて、一生なれやしないのだ。
なんてね。これもただの言葉遊びだね。

2019.07.11







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