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散文日誌「種々雑多」2021/6/20

はじめに皆様にお詫びしたいことがある。
このところ鬱が酷くて、非常に遅筆になっていることである。書きかけのものもあるので、相当溜まってはいるが…。

心理的治療として、「認知行動療法」がある。それに基づけば、うつ病の治療には、良かったことを書きましょうとか、いう医者もいる。ただ主治医はその事に関しては何も言わない。私は良いことも悪いことも、褒めることも貶すことも、全部やる。週一に通院時には、1週間の出来事を正直に書いている。そこに良いことばかり書いても、それじゃただ自分にヨイショしてることになって、あまり気分の良いものではないし、主治医もそれをわかっている。だから、単に自分自身を褒めて「今日はあれができた、これもできた、それもできた。だから明日は今日できなかったどれかをやれるようにしたい」と書いても、それは本当の自分の一部分でしかない。故に、いわゆる「自分褒め療法」では、自らの上っ面しか見えないで、「治った(寛解した)」気になってしまう。それでは、自分自身に巣食う、魔物と対峙することにはならない。いるけど、いないことにしておこう。-それだから、うつ病は何度も出ては消え、消えては出てくる。まるで不死身の怪物のように。

自分自身の最近の調子について話そう。
一進一退というよりは一進二退…全く進まない。進まないどころか、不調で寝込む日が増えた気がする。一昨日は一昨日で、イライラした自分の左腕を「千枚通し」でチクチク刺していた。軽くだから血は出ないのだけど、後で見たら、刺したところが赤くなっていた。刺してる時はスッとするけど、ふと我に帰ると、なんてことしたんだろうって思う。今の心の状態は、倒れそうなコマか、はたまた風前の灯火か…。

明日は受診日なので、いつも通りに、症状の報告書を書いて先生に渡す。
もちろん、「千枚チクチク」をしたことも書く。未来が見えなくて不安なことも、働けなくても、孤独死しなくても良いようになりたいことも…。

働くことは嫌ではない。ただ様々な人の要望に応えて、かなりのクオリティのものを出せる自信がない。それに、ただ今顔が絶賛穴だらけ中なんだよね…。15箇所も顔だけでピアス穴が開いている。これも、自傷の一種だと思われる。安定するまでは抜けないから、しばらくは再就活は無理だろう。

先日親が私を訪ねてきた時も、やはり酷い顔だと言う。今はマスクで隠せるからいいけれど、マスクを取って素の顔になった時、元の何の傷もない顔であってほしいと思っているような言い草だった。今のうちにファーストピアスを取れば、多分傷はふさがるだろう。しかし、取る気はない。傷はふさぎたいとは思わない。体の傷=自分の心の傷だから。負わされた分だけの心の傷を体の傷と重ねることで、自分自身を慰めているのだろうか?本当のことは、心の中に溜まりに溜まったヘドロのような薄汚い感情の奥に潜んでいる。

さて、洗いざらい、主治医へ打ち明けるレポートを書く事にしようか。先生の通勤の間の暇つぶしになってくれるといいけどな…。

そんなわけで、日誌は体調と相談しながら、少しずつ書いていくつもりである。間が空く事はあるだろうが、それでも、書く事は止めない。なぜなら、書く事、表現する事は自分自身なのだから。

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