散文日誌「種種雑多」2021/10/14

お役所というのは、何故、自分の領分だけしかきにかけぬのであろうか?縦割り行政が全ての元凶であり、横の連携、すなわち役所の役割を横断する連携が、「下々」の皆様への公僕としてのより良い仕事する為に必要だと、熱く語った政治家いたような気がするが…。

これは、各市町村庁でも同じ様な気がする。人によって言うことが違ったり、対応がぞんざいだったり。昨日言われた通りに聞きに来たら、今日は全く違うことを言われたり…。我々の勉強不足は大いに反省すべきではあると思うが、せめて、パズルのヒントを解く鍵を少し多めにくれたっていいと思う。例えば、作業所を希望する場合、どういう処理をしなくてはならないのか?どのタイミングで職安に行くべきなのか?

場所のリストを教えてくれても、電話をする勇気がない。困ったものだ。どういうことをやるのか、そういうのを聞きたいときは、職安に行った方がいいけどとか、なんだかもうよくわからない。君たちは人間であって機械ではないのだから、通り一辺倒の答えを与えられても、二級障害者には、なんのこっちゃさっぱり分からん。

結局、以前丁寧にやり方を教えてくれた職員さんの名前を出した。ところが、退職してしまっているというではないか!道理で姿を見ないはずだ…。なぜ、そういう懇切丁寧に説明してくれる職員さんが退職して、ぞんざいな扱いしかしない職員ばかり残るのか?

対応してくれた職員は、その退職した職員さんに折り返し連絡するよう、頼んでくれるという。それだけでも、まだマシな対応か。結局、以前言われたことと違うので、我々は非常に困惑するのである。せっかくだから、「公共の僕(しもべ)なら、僕らしい仕事をしなさいよ〜!」ってついつい、役所のホールの中心で愚痴を叫んで来れば良かったか?ーそんなことしたら、警備員に追い出されちゃうか…。まあ、用事は済んだから追い出されても構わんけど。ただ、出禁はやめてほしいな。相談するところなくなっちゃうし〜。

とりあえず、またも、モヤモヤした気持ちを抱えて、職安に行く気力も無くしたので、別棟にある福祉事務所へ相談(というか、ほぼ愚痴を言い)に行った。生命保険の解約の報告もしたかったので、以前、成年後見人の件でお世話になった方に話を聞いてもらうことにした。

自分自身が、すぐパニックを起こしてしまって、迷惑をかけるから、一般企業様への就職は無理なので、まずは、作業所から始めたいこと、自分の特性に合った作業所があるかどうか、見学をして、それから、続けられそうなところを決めたいという話をした。また、自分が、料理とか掃除とか苦手なのでヘルパーさんとかを頼みたいという話しもした。すると、また、障害福祉課の方で相談してほしいとのこと…。うーん、行ったり来たり。1か所で全てできる様にしてくれると、我々精神障害者にとっては、煩わしくなくてありがたいのだが…。

こんなんで、本当にみんなに優しい社会と言えるのだろうか?確かに各人に合った対応をしていたら、国や自治体は混乱するだろうが、厚労省は、一度、当事者と話をして、何に困っているのか、何が煩わしいのか、直に聞いてみる必要があるだろう。

誰にも看取られず亡くなる人がいるということは、困っていてもどこに相談して良いのかわからないという現状がある。また、鬱病や統合失調症を患っていても、病院に行けない事情がある。心の病は、未だに差別的扱いを受けてしまうからである。そして…残念なことになってしまう。

旧態依然な行政のやり方を、すぐに変えられるとは思わないが、少しはたらい回しの回数を減らしてくれれば、それだけでも、少しは努力しているんだろうなと思うのだがなぁ…。

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