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Miscellaneous

March 19th, 2024

閉鎖病棟って…

閉鎖病棟…名前からして、きっと檻があって、若干監獄?のように勝手なイメージを持って、私は2/5の診察後に、いきなり斯く言う「閉鎖病棟」とやらにぶち込まれた。何故なら、就労支援A型事業所で、鬱病を拗らせ、とち狂ってしまったからである。

病棟についてみると、思ってたんと違う…なんや普通の病棟やん?不自由なのは、自死につながりそうな、刃物や割れ物、あとは携帯やタブレット、PC、ゲーム機も持ち込み出来んという事。音楽プレイヤーはOKのようだ。

病棟に入院する前に、まずはボディチェック。看護師の方にぱふぱふ(当時モコモコのダウンジャケット着てたので)されて、バッグの中もチェック。携帯はもちろん親に持って帰ってくださいと突っ返され、着けてたピアスは、全部外され、着替えも大した量を持っていかず、そのまま、お部屋に案内された。

ナースステーションの近くの4人部屋。ありがたいことだ。まず、とち狂うことがなければ、そうそう看護師の呼び出しボタンを押すこともないのだが、何かの拍子に、激鬱になることもあるかもしれない。それだけで、まあ安心っちゃあ、安心だわな。

入院中の一週間は、眠剤飲んでも眠れず。枕が変わると眠れない質(たち)。しかも慣れない場所。入り口は閉鎖されているとは言え、見知らぬモノが来るかも知れない。科学では解明不能なモノとか。…そんな余計なことばかり考えているから、眠れない訳で。悪循環である。繊細なのか、怖がりなのか?いずれにせよ、眠れるようになるまで2週間掛かった。

平日の昼間は、作業療法の活動がある。朝のラジオ体操(なんと第3まである!)に始まり、その後、大体は読書や塗り絵、計算問題、漢字ドリルなどの脳トレがほとんど。たまに、縫い物や編み物、刺繍とか、ビーズ手芸などもやらせてもらえる。だから、平日はそんなに暇というわけではない。たまにと書いたのは、希望者が多いからで、順番待ちになっているからである。

それでも土日は暇なので、作業療法時に借りた本を読んだり、色鉛筆で塗り絵をしたり、昼寝したり、好きなように過ごしている。

面会も感染症防止のため、15分以内で済ませるように、という規則にはなっているが、全くできないわけではない。外部から未開封のお菓子などを届けてもらうこともできるので、親が面会に来る時は、お菓子を頼んだりする。

ちなみに外部への連絡手段は、公衆電話のみである。久しぶりに公衆電話とテレフォンカードを使う機会があるとは思わなんだ。公衆電話から携帯にかけると、カードの度数が減りまくる。改めて固定電話のありがたみを感じている。

現在、外泊中の身。用事があって、実家に戻っているが、用事が済んだら、また病棟に戻らねばならない。それでも、実家と病棟どっちがいいと聞かれたら、病棟に戻りたいと思う。シャバの空気は、意外に冷たいものよ、
それに比べたら、病棟は心を病んで立ち直ろうとする人たちがいる。言わば、闘う同志だ。そういう同志たちのいる場所で、私は、自分自身に問うて、今後の人生をじっくり考えたいのだ。ーあなたは、本当は何がしたいのですか?と。

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