Miscellaneous
March 20th, 2024
結局就労支援A型事業所って…
現在のところ、今まで通っていた就労支援A型事業所は、休職扱いになっている。しかし、休職(私の場合は入院)から3か月過ぎると、自動的に退職扱いになる。そういう決まりだそうな。
就労Aに通ってみて思ったのは、所詮は、安い月給で働かされる、労働者と同じだな、ということだ。やっていることは、一般企業とほとんど変わらない。しかも、より高いレベルを我々、精神障害者に求めてくるし、利益にならない仕事はするなと言われた。これじゃ、就労Aでなくても、普通の企業の障害者雇用で良くね?
入院中考えたことは、自分はもうその事業所には必要がない人間だという事。その気持ちだけが空回りして、いずれ戻れたとしても、同じ事を繰り返してしまうのではないかという、恐怖。どこに行っても勤まらないのではないか、という絶望感。そして、私自身にはこれといった、実用的な特技がないことだ。
たしかに、院内には作業療法活動があって、そこで技能を身につけ、のちに生かす事もできるものもある。例えば、ビーズ手芸やら、編み物やら…。そういうものを、フリマアプリ内で売って、収入にするという方法もある。だとしても、余程質が良くなければ、お客さん(フォロワー)は付かない。苦情のでないように細心の注意を払い、制作しなければならない。しかもほぼ原価で。割に合わない話である。
就労A型に通って学んだことは、はっきり言ってほぼない。すでに、社会人の時点で学んできたことを再度確認するようなものだ。いや、社会人の時の方が、もしかしたらマシだったかもしれない。給料や仕事のやり方の面で。ーもし、周りが私に対して、鼻を摘んでいたとしてもだ。
かと言って、いまさら自分自身をボロボロにした環境に再度、身を晒す気もない。じゃあどうしたら良いのだ。八方塞がりじゃあないか。アパートも引き払ってしまったから、住むところは、グループホームか?今はとりあえず、郵便物は実家に届くように変更したけれど、自分の居場所は、今は閉鎖病棟のカゴの中だ。言わば宙ぶらりんのままなのだ。このままでは本当に、「住所不定無職」になってしまう。
親がいるうちが花だとは言うけど、今はつくづくそう思う。結局は、兄弟はあてにならぬ。しかも其方には家族がある。こんなだらしのない、腑抜けな無能の姉さんがいるなんて、誰が言えるか!
明日には、また病棟に戻る。いつも通りの規則正しい毎日がやってくる。そんな生活が、今では愛おしく思える。3食飯つき、寝床つき。ー今までやれなかったことができている。鬱病になって5年。今、やっと人として生きているような気がする。皮肉なもんだな。
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