Flaming June

色彩は光の行為である。行為であり、受苦である。

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explosion of emotion

10月、ある雨の日の午後、私は表参道を彷徨っていた。恋人と落ち合うためだ。 正真正銘の方向音痴で、地方都市在住のため東京はそもそも土地勘がない。表参道駅の中心で私は立ち尽くした。最適解の出口がわからないため、改札すら出られない。経験則として、出口を間違うとまず目的地に辿り着けないというのがあった。その上足元が悪いことも踏まえて、できるだけ遠回りしたくなかった。 思えば初めて会った時もそうだった。東京駅の北乗り換え口改札で待ち合わせのはずが、当然のように南乗り換え口改札で行

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