マイナンバーカードで混乱なんかしていない①

マイナンバーカードの保険証利用。

大混乱しているかのような報道が見られますが、実際は、特に混乱していません。もちろん、「慣れ」の問題は避けられませんが、難しい操作ではないので、使わなければいつまで経っても慣れませんが、使えばすぐに慣れます。

>顔認証が通らない、パスワードを忘れた。

こういう場合に、決まった対処法があります。その対応に医療機関側が慣れていれば、特に、難しいことではありません。自分も、その時のために、対処法を練習して、その機会が来るのを待ち構えていましたが、実際は、顔認証も通らないし、パスワードも分からなくて困ったというケースがなく、練習の成果は発揮できていません。
マイナンバーカードを持参する方の様子を見ていると、私たちよりも使い慣れている感じの人もいます。

>カードを読み込めない

この不具合は、なぜか毎日発生しています。ただし、よく発生している分、対応も慣れてしまいました。どうも長時間、リーダーを使用しないでいると、何かが(笑)タイムアウトするみたいで、読み込めなくなります。長時間利用しなかった直後ですから、午後最初の患者さんで、よく発生します。対応は、経験上、電源を一回切って再起動させるのが簡単で確実です。
患者さんには「ちょっとお掛けになってお待ち下さい」と言って、再起動するのを待つことになりますが、混乱しているというほどではありません。

>保険証のスキャンミス

顔認証リーダーは、マイナンバーカードだけではなく、保険証も使用できます。マイナンバーカードでは、電子的にデータを取得しますが、保険証の場合、書いてある内容をカメラでスキャンするので、読み取りミスが起こります。当院の地区の国保の保険証では、必ず読み取りをミスします。必ずですよ、笑。たぶん、保険証表面の模様にコピーガード機能が付いているのでしょう。
スキャンした保険証については、資格確認要求するのですが、一手間かかります。
マイナンバーカードなら、一手間も要らず、一気に資格確認できるので、保険証よりもマイナンバーカードのほうが便利です。

また、今の時期は、国保の保険証の切り替え時期なので、有効期限が切れた保険証を持参する方はいます。その場合でも、資格確認を実行すると「有効」であることと同時に「窓口負担割」の情報も確実に得られるので、安心です。


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