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小さいけれど、大きいこと。

ものを受け取ることになっていて、ただ、私が行く時間に相手の手が空いているか分からないので、
「カウンターに置いておいてください。のぞいてみていらっしゃらなかったら持っていきますので」
という約束をした。
で、取りに行った。

案の定、手が空かないようだったので、そうっとのぞいて受け取って帰ろうと思っていたら、
「お疲れ様です! ここにあるので、持っていってください!」
と一瞬だけ顔を出して、またすぐに仕事に戻って行かれた。

本当に一瞬だった、
けど、その一瞬が、きっと大事なことなんだろうなぁ。

もちろん、本当の本当に手が離せなくて顔出せない、ってことはたくさんあるし、そういうときは本当に致し方ない。
でも、「ちょっとだけ抜ければ挨拶くらいは出来るや」と思って実際にやるかやらないかって、結構大きな差のような気がする。
現に、「忙しい中、挨拶だけでもと思って顔を出してくれたんだなぁ。その心づかいがうれしいなぁ」と思っている私がいるし、それはたぶん心の中に残っていくと思う。
もちろん「あのときこんなことがあったなぁ」みたいな感じに思い出すような出来事ではないかもしれないけれど、 “なんとなく良い印象” みたいな感じで。

差し入れにおやつを買っていったのだけれど、差し入れ持っていって良かったなぁ、となんだかあったかくなる瞬間だった。

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