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分類してみたり、混ぜてみたり、組みかえたり


ども、電飾の月書房の店主、のんでございます。ゆっくり起きてダラダラ過ごした土曜日です。

↑ブログを読んで考えた。

分類したかった。
分類されたかった。
安心したかった。

私という存在を、感情を、症状を、置かれている場所を、状態を。

表現する言葉を探していた。

3年半前、夫の不倫がわかって、ゴタゴタした時、夫のことを受動型ASDだと思った。病院で検査をしたりもした。検査をした臨床心理士さんは、その傾向があるというようなことを言った。医者は検査結果の用紙をチラッと見ただけで、それを否定した。

その話を聞いて、それこそがグレーだという人もいた。

私は私で、決めつけた。そう考えると辻褄が合う。夫は私のことを愛していたし、不倫相手を性処理の相手としか思っていなかった。性衝動が仕事の邪魔になるから、簡易便器を持ち運んでいたような、それはそれは、その人格を疑うほどだった。まあ、どっちが先かは知らないけれど。

パズルのピースみたいに、夫がASD受動型だというエピソードが完成していって、夫婦関係の修復、または離婚に関しての話し合いは手詰まりとなった。袋小路に入り込んだ。話し合いができないのは、もう私にはどうすることもできません、と。

夫婦で積み重ねてきた時間も、そのエピソードで、クリアに見えた気もした。クリアに絶望した。

Twitterのスペースで、お子さんの発達凸凹のお母さんたちのお話し、カサンドラ状態の方たち、支援をしている人たち、専門の研究者たち、さまざまなお立場の方々のお話しを聞く機会に恵まれた。

よくわからないなりに、吸収している。

吸収した結果、ASDだろうとなかろうと、目の前の夫自身を見なくては話が進まない、と思った。

その考えが、ストンと落ちた頃に、私の先生から「ご主人はASDではないよ。グレーどころか、真っ白だ」と言われた。

そして、夫のASD受動型のように私が見た状態を「育ちの傷」からくるものかもしれないと。

これを聞いて、また、パタパタパタパタ、オセロの駒が裏返る。

分類一つで裏返る。全部がひっくり返る。

袋小路に入っていたのに、また、動き出した。さて、夫となにを、どう話そうか。

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