コジコジ第８〜１９話

お正月スペシャルを除いた第８話から第１９話までを見た。

だいぶ自分の中で、コジコジ独特の世界観が“当たり前のもの”として馴染んできた感じがする。

製作者からの教訓らしい教訓を押し付けられる感じもあまり無く、暴力的な事もあまりないので、癒される。
コジコジがどんなに非常識でアホなことをしていて、周りがイラついたり怒ったりしても、コジコジは特にこれといってボコボコに罰せられる事も無く飄々と生きていられている……実に羨ましい。

しかし、そんなユル〜い世界観の中で、一人黙々と一生懸命に生き物の世話をしている“おかめちゃん”がメインのエピソード『おかめちゃんのくらし』のラストで、またしても冷や水を浴びせられてしまう次郎くん。

次郎くんは、興味本位でおかめちゃんが飼っている生き物を飼育しはじめたら、おかめちゃんから思いっきりストレートにダメ出しを喰らってショックを受けている。

多分、現実的で多くの視聴者に最も近い要素を多く持っているのは人物は、主人公のコジコジではなく脇役の次郎くんだろう。

それだけ一般的な人物であるからこそ、周りの誰よりも次郎くんは、ファンタジーの世界でしか生きられないような非常識の塊であるコジコジにイライラしてしまうのだろう。