すべてが奇跡であるかのように。
3月某日グランデジュニアユース20期生送る会が開催された。
すべてが奇跡であるかのように。
日常は奇跡の繋がりの上に存在している。
20期生11人の子供たち、そして保護者様との出会いは奇跡であり必然の巡り合わせ。
この奇跡の巡り合わせなくして今日のグランデの存続はない。
4年前ジュニアユースを失い途方に暮れた日々の中で寄り添ってくれた方々には感謝という言葉だけでは表せない大きな御恩しかない。
いつかこの御恩をお返しする。
2020年雑草のごとく、グランデ選手募集。
また始めるなんてもう無理でしょと某クラブ○○さんからの声も届いたけど県内強豪クラブ○○さんからは田畑さんだったらいずれ復活するから心配ないよという声も人づてに耳に入ってきた。ありがたかった。
それでも
選手が集まるかもわからない、11人揃わないかもしれない。
どちらにしてもDリーグからスタートするクラブに月謝を払って我が子を託す親の覚悟は並大抵ではない。
初の監督としての大役を引き受けた息子すらも「僕が親だったらはたして同じ事が出来ただろうか。この保護者さん達は凄い!」と言われたことを思い出す。
そんなグランデに10人の新1年生が来てくれた。
一人でここまで踏ん張ってくれていた当時3年生のジン、2年生からアヤトとカイルが加わって総勢13人でサッカー協会へ登録して公式戦が出来ることになった。
そんな喜びも束の間。
出鼻を挫かれるごとく、パンデミックが猛威をふるい活動が長期間ストップ。
リーグ戦も無期限中止。
智恵を振り絞りながらクラブを盛り上げ続け翌年2022年は2位からひっくり返してDリーグ優勝。
昨年2023年は最終ゲーム直接対決で強豪チームに勝利しCリーグ優勝と山梨県高円宮杯本戦出場を最短で果たす。2024年の今年はBリーグへ昇格。
どうみてもドラマだ。
この三年間全ての公式戦のベンチに座って子供たちを見続けた。
審判もこの歳で恥ずかさもあったけどドタバタと走りながらもサポート役に徹することができた。
素人ながら子供たちの写真もひたすら撮り続け記憶を記録に残した。
クラブを信じて大切なお子さんを託していただいた保護者様の期待を裏切らない事だけを考えてこの三年間やれるだけのことはやった。
雨降って地固まると言うが、邪気が去り、愛されるグランデに戻れた気がする。
今まで監督しかやって来なかっただけに、監督からでは見つけられなかった「何か足りなかったもの」がようやく見つけられた。
それこそが僕のこれからの楽しみだと思っています。
タカヒロ、シュウタロウ、ハルヒコ、ラン、ユウマ、ソウタ、エイト、リョウ、ゴウキ、ユウヒ、ケント。
感動と感謝をありがとう。
そして
グランデへ来てくれてありがとう。
すべてが奇跡であるかのように。
日常は奇跡の繋がりの上に存在している。
だからこそ素晴らしい奇跡を信じて今を精一杯真剣に楽しむ義務があるのだよ。
君たちの素晴らしい未来へ乾杯!
コラソングランデ‼️
ネバーギブアップフットボール‼️
八ヶ岳グランデフットボールクラブ 田畑雅宏
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