2022年に作った/関わった本
2022年に作ったり、イラスト・デザインなどで関わらせていただいたりした本たちです(2022年刊行で、販売・頒布されているもの)。振り返ってみるととても充実した一年でした。本当にお世話になりました!
『コトニスム・ノベルシカ』
今野博信 著(一声社)
デザイン・イラスト・組版を担当させていただきました。
とある大学の男子寮で日々巻き起こるアレコレを鹿目線で語った自治コメディ。実作業は2021年で、お仕事として一冊まるごとデザインさせていただいた初めての本でした。感慨深いです。
『鬱と夢中』
幸若希穂子 著(私家版)
表紙のイラスト・デザインを担当させていただきました。
30歳無職、精神科に通院中の主人公が最愛の妹のために立ち上がる。あちこちの本屋さんでじわじわと売れているようで、SNSでも感想をよく見かけます。良い本なのでたくさんの人に読んでほしい。
『貝楼諸島へ』『貝楼諸島より』
谷脇栗太 編(犬と街灯)
企画・編集・制作した「島アンソロジー」です。もうだいぶ長い付き合いの気がしますが、完成してからまだ7ヶ月しか経ってないんですね。ちょっと信じられないです。
『SFアンソロジー新月/朧木果樹園の軌跡』
井上彼方 編(Kaguya Books)
装丁・組版・イラスト全般を担当させていただきました。
正井さんの作品から着想を得て描かせていただいた謎人物ですが、井上さんが「オボロン」と命名してくだり愛されキャラに育ちました。制作面ではシナノ印刷さんと出会えたことが大きかったです。
『へんてこな生き物』
川端裕人 著(中央公論新社)
挿画(本文・帯)を担当させていただきました。
著者が実際に世界各地に赴き出会った動物たちに感じたワンダー、それが「へんてこ」。ちょっと変わった動物イラスト、とても楽しく描かせていただきました。「✨睾丸だよ✨」個人的流行語大賞です。
『町合わせ』
多宇加世 著(私家版)
装丁・組版全般を担当させていただきました。
原稿を拝見したときは「自分の手に負えるだろうか」と震えましたが、多宇さんと何度もやり取りしながら道筋を作っていきました。私家版ならでは・かつ私家版を超えた一冊になったと思います。余談ですが、この本を作る過程で、本屋さんで詩集や歌集をよく買うようになりました。
『ペテロと犬たち』
谷脇栗太 著(私家版)
初めての自作掌編集、著者自装です。世の中の文庫本の中で一番可愛くなぁれと念じながら作りました。けっこう悩んでつけたタイトルも気に入っています。ぜひ買ってね。
関わらせていただいた皆々様、本当にありがとうございました。
来年もいろんな本に関わらせてもらえるようにがんばります。
それでは、良いお年を・・・。