人生がいきなり変わってしまった時のことの話24

あんまり見つかりたくなかったのに地球の科学者に見つかってしまった。
これも三次元の電波塔にとっては意識の中で認知できる白昼夢なので本当かどうかは横に置いて話そうと思っている。

場所としてはアメリカ大陸から。
科学者は沢山いたけど話したのは白人のくるくるパーマのおばあちゃん。
見えた範囲では若い男の人もいたと思う。
はっきり見えた二人は両方白人だった。
国籍は様々で多分どの人種もいたんだろうとは思う。
何かしらの機械と私の意識が繋がっているので個人と直接ではない。
彼らはその機械を使って勝手に繋げてきた。

これで私は地球にも宇宙人達と同じようなシステムが出来ていると認識した。
私が研究対象なのはすぐに理解できた。

いくつかの写真のような映像をパラパラと見せて反応するものを探っている。
その中に赤ちゃんを抱いた母親の写真があった、他は覚えていない。
私が印象深く思ったものが何か見ているんだろう。

彼らは宇宙人に何をしているのか尋ねた。
電波塔はその時仕事で絵を描いていたけど、宇宙人の意識が強くなりすぎて体の優先度が宇宙人側になってしまった。
そのためにうまくペンが動かない。
本当に子供が描くようななんとも言えない落書きができてしまい、科学者に笑われた。

向こうがスイッチを切ってもこちら側がコントロールできず勝手にスイッチがオンになってしまい繋がってしまう。
研究員に「嫌だ、また覗いてるわ」と嫌悪感を露わにされた。
最初に勝手に繋げてきたのはそちらなのだけど。
宇宙人も「私の方でどうにもできないからそちらでなんとかして!」と言った。
結局どうにもならず、宇宙人はだんだん腹が立ってきて、そんなに繋げたければ繋いであげるよ!と科学者の脳の方を解放してやった。
別に核の壁に穴を開けたわけじゃない。
ただ彼らと繋がっている主な神との繋がりのパイプを最大で拡張してあげただけだ。

別に死にはしないし、この世の全てが分かったような、強い快楽があったと思う。
研究室全員の意識体が全員パニックになっていたけど。
おはあちゃん研究員は一番影響受けて壊れてしまい笑っていた。
その後入院したみたいだけれど、今は普通に退院しているようだった。

日本と違って暖かさがないので好きじゃないなと思った。

研究員らしい好奇心と執念でできていて、悪ではないが善とは言えない。
何かに勝つ事への強い執着が見えた。

ーーー

現実世界で私は会社を辞めた。
最初からフリーランスになる予定だったから。

生活に影響が出始めたのはここからだ。


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