人生がいきなり変わってしまった時のことの話26

私は明らかにおかしくなった。
今までついていた幻覚の世界と現実の世界の区別がつかなくなってきたから。

ATMで見たら貯金額の残高が0になっていた。
一緒に住んでいた妹に一応報告し「まあこれから稼ぐよ」と言った。
妹は「ポジティブなのはいいけど盗まれたの?とりあえず確認しに行こう」と一緒にATMへ行てくれた。
普通にお金はあった。
幻覚だったらしい。

どこからか激しい悪意と敵意が重力になって襲ってきた。
全部同じところから来ている訳でもなく、いくつかあった。

夜も常に脳が動いていてまともに睡眠は取れなかった。
常に誰かに見張られているようだったが、私というより私が大事にしている物を破壊するようなイメージが多かったように思う。
道に出れば何時間も近所で迷子になり、看板も正確に読めず、意識内では悪意とひたすら戦ってもう仕事どころでは無くなってしまった。

腹を下し、体重が急激に減り始めた。
3日で5キロとかそんなスピード。

私はそこから自分を守るべく腹でチャクラを練っていた。
宇宙人が「こうりんほう」を教えてもらったと言っていた。

なんとかしようと友人に誘ってもらったヨガに行ったりジムに通った。
体重が今まで見た事ない数字になる程痩せたのでそれだけはちょっと嬉しかった。

統合失調症
あるいは霊障

まともに生活が送れないようになった私はその二つを疑い始めた。
ネットで調べると割と出てきたし、常に誰かに見張られているとか、体重がいきなり激減するとか、ネガティブな内容が似ていたから。

妹の勧めもあって病院へ行くことを決めたが、残念ながら病院んへは行けなかった。
最初は単に病院でされる薬が危険なのものではないか疑ってしまったから。
それでも何度か思い直して行こうとはした。
でも物理的に行けなかった。

距離も方向も分からない状態で辿り着けるわけがないから。
同じ道をぐるぐる回ってしまう。

妹には「私を信用していないのか?」と泣かれてしまった。
いや、単純に行けないんだよ。

幻覚が呼ぶので適当に嘘をついて出て行こうとしたが止められた。
妹は部屋を片付け、ご飯を作ってくれ、私と手を繋いで一緒に寝た。
私が勝手に深夜徘徊してしまうからだ。
その時、普通感謝するものなのだろうに私は「ああ、ロックされてしまったな」と思っていた。

大変だったと思う。
今は感謝しかない。

後になって行こうとしていた病院が精神科ではなく神経科だったので行かなくて良かったなと思った。
単に行けなかっただけだけど。

この時見ていた幻覚は沢山ある。
次は何を見ていたか記載しておこうと思う。

経緯としては、英霊のお話を書こうと思ったけど、書けないから、一旦脳内の出来事を全部書き記して後から整理する。
遅くなったけどそもそもそう言う趣旨でこの記事は始めたしね。


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