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第4回 北本縄文人ワークショップ 『カラムシから糸を紡いでみる』~縄文ファッションショーへの道~

皆さんこんにちは。
縄文プロジェクトの中のヒトです。第4回目の北本縄文人ワークショップのテーマはカラムシです。カラムシは植物繊維を取るためにアジアの広い地域で古くから栽培されてきた植物です。縄文時代もカラムシから繊維をとって編み布(編布)を利用していたことが、近年の研究からわかってきました。

カラムシは利用されてきた場所によって『苧麻(ちょま)』などの、様々な別名・呼び方があるようです。別名の多さは、それだけ古くから各地で利用されてきた証でしょうし、発音も可愛くてその由来も気になります。

多くの方は「カラムシって見たことないなぁ」と思いますよね。でも、実はそんなことも無いんです。北本には荒川が流れていますが、荒川の河川敷や田んぼとかに結構生えています。いままで雑草として見ていたんですが、カラムシとわかると「ああここにもある!」と結構見つかります。もちろん縄文時代に使われていたカラムシからは変異交配しているものかもしれませんが、でも縄文時代から使われてきた植物が、今も河川敷で普通に見つかったり、そのカラムシから糸を紡ぐことができるなんて、なんだかロマンを感じてしまいます。ちょっと話はそれますが、河川敷って面白いんですよね。ヤブツルアズキとかクルミとか、なんだか縄文時代から活用・食用されてきた植物がたくさん見つかります。縄文人と地続きでつながれた気がして嬉しいんですよね。

第4回 北本縄文人ワークショップ 『カラムシから糸を紡いでみる』~縄文ファッションショーへの道~

さて、今回はそんなカラムシから糸を紡いでみようと思います。プロジェクトとしても初めての挑戦なので、うまく出来るか分かりませんがその試行錯誤も一緒に楽しみましょう。カラムシから糸を紡ぐ方法などは、興味のある人はネットで調べてみて下さい。全国各地の現代縄文人が実験の様子をたくさんアップしてくれています。あと、皮をしごくのに縄文人は「貝」を使っていたんじゃないかという話を聞いたことがあります。貝だったり石だったり木だったり、参加する方はしごきやすそうな○○を持参してもらえると嬉しいです。スクレーパーなども用意しておきます。水に漬けたり方法も色々あるようですが、今回は実験的に当日採取したカラムシから作業を始めたいと思います。ミサンガや首飾りなど編めたらいいですよね。皆さんで作ったものは、縄文ファッションショーとしてどこかのお祭りでお披露目できたらと思っています。ぜひ気軽にご参加ください。

北本縄文人ワークショップ 『カラムシから糸を紡いでみる』
日時:2024年7月20日(土)10時から12時
会場:サンアメニティキャンプフィールド北本 体験学習室
企画:デーノタメ縄文の杜プロジェクト
参加費:100円(会場・保険代等)
テーマ:カラムシから糸を紡いでみる
申込:当日会場へお越しください
お問合せ:denotamejyomon@gmail.com  担当:岡野

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