見出し画像

”安いけど使い物になるの?”「mouseコンピュータ N10」物欲レビュー

巷の一部で話題となっている「mouseコンピュータ N10」を買ってみた。
いつもの如く”衝動的”にポチったのではなく、3日間考えてみたが値段が値段なだけに”そこまで悩むほどの値段か?”と言う思考が働き、3日間悩んだ割には「即ポチ」だった、ガジェット系散財家に割と多い思考なのではないか?”3日間程度で悩む”と言うのは十分に「衝動買い」の範疇か。
果たして、いつものごとくAmazonから届いたのはこれ。

まさかの「12,800円」。いくらなんでも国産新品でこれは安い。
GearBestやAliExpressから送られてくる謎中華PCではなく、正真正銘の「国産ノートPC」である。
windows10のタブレット型PCでWindows11へのアップデートまで保証してあってこの価格、素人さんならすぐにでも飛びつきそうなものだが、果たしてどうか?
予定よりも1日早く、注文入れて翌日に届いたのはAmazonでは初めて。
そんなことはさておき、届いた箱はこんな具合の”段ボール”。別に箱をめでるわけでは無いので運送時の梱包さえしっかりされていればこれで十分。

タダの段ボールに黒1色の印刷、

開封後はこんな感じ。特に"unbox系”ではないのでこの程度にしておく

早速セットアップを始めたのだが、windows10のセットアップ中に早くもWindows11へのアップグレードをしますか?と聞いてた。これには少々驚き。11のUIについては社用PCで少し触ってみてなんだかMacOSへのジェラシーを感じているだけな気がしたのでWindws10で十分かと思う。

しかしこのスペックでWindows11がしっかり動いてくれるのか?
背面には折り畳み式のスタンドが付いている。そして「ペンタブレット」を彷彿とさせる”スタイラスペン”を収めるスペース、ただしこれは別売りで4000円かそこらの結構いいお値段がする上に品薄状態で手に入らない。
もちろん代替のペンが使えるようだが、”お絵描き”をするわけではないので当方には不要。

セットアップをひと通り終わらせてブラウザを起動させてみた写真がこれ。
初回にインストールしたのはchrome FireFox Braveのブラウザ3種
遊び用として購入してたのでたいていの事はブラウザがあれば事足りる。
いい時代になったものだと思う。

ちなみにtwitterはスマホ、タブレットアプリなどあらゆるものよりも当方は「Tweetdeck」が一番のお気に入り。フォロワー数が多く、タイムラインなどでは追いきれないのでほぼ「リスト」で分けて見て(読んで)いる。

先日、取引先の20代後半の若者とプライベートで食事に行き、twitterの利用方法を聞いてみたが「リストは全く活用していない」との事。
彼のフォロー数は90程度でこちらのフォロー数を教えると「そんなフォローしてたら追いきれないでしょう?」と呆れられたが、だからこそリストの活用だ、と熱弁したらことのほか使い勝手がよかったらしく、「今度からリスト管理でやってみます」、との事だった。(ホントか?)

彼に”若者のSNS事情”を聞いてみると「twitterが一番」とのことで、20代独身男性だからか、instagramでもLINEでもなく、もちろんpinterestでもなくtwitterなのだそうだ。Facebookに至っては「もう数か月開いていないので画面から消えてます」との事。この10年くらい増加傾向でアカウント数で君臨していたfacebookもそろそろ盟主の座を奪われるのかもしれない。
もっとも彼は「気になるtweetはnotionに自動で送って整理してデータベース化している」という少し変わった性癖の持ち主なので一般的な若者の使い方とは少し異なって、いやずいぶん異なっていると思う。

肝心の使い勝手だが、思っていたよりも”ふつうに使える”というもの。
ちなみにまだ本格的に使い込んでいるわけでは無く、仕事で使うべくMicrosftOfficeを入れてエクセルでマクロをガシガシつかったり、パワポでアニメを多用したプレゼン資料をこれで作るなどとは毛頭考えていないのであしからず。

おそらく、12,800円という価格につられて買う層、もしくは”そんな値段でまともに動く新品国産のノートPCが帰るわけない”と言う層がこのレビューを参照してもらっているのではないかと思う。
これは「メインのノートPCとしてはナシ」とごく普通の結論となる。
詳しい性能などは他のブログ、noteに譲るとして、Amazonでの商品名が
「mouse E10 スタディパソコン 10.1型タブレットPC 2in1(落下耐性/防塵/防滴/Win10 Pro/Celeron N4000/4GB/64GB eMMC)MT-E10ZN」となっている。
イマドキ、セレロンでメモリ4GB、ストレージは64GB(空きは22GB程度)となっている。
クラウドにデータを保存し、音楽や動画はストリーミングで、仮に仕事で使うならGoogleのドキュメント、スプレッドシートを利用すればオフィスのインストールは必要ない、そんな使い方の工夫ができる方に取っては”格安のおもちゃ”だと思う。
間違っても、今使っているMSオフィス系のアプリが入っており、それが壊れた、または調子悪いので買い替えよう、買い替えたらWIFIなどのセットアップはできれば誰かにお願いしたい、と言う人、もしくはパソコン初めて買うけどできるだけ安く買いたい、と言うような人が手を出すものではないと言える。

付属のキーボードのタッチは見た目の通りあまりいいものではない
これはキーボードの角度によるものも原因のひとつ。
当方は普段会社支給のSurfaceを常用しているが、見た目に比べて非常に打ちやすい、これはキーボードに少し角度が付けてあるため。
比してこのN10は接地面と平行になり、角度が無いために打ちにくい状態となっている。
タッチパッドについてはどちらも同じくらい使いにくいのでマウスを使用するのがいいと思う。

電源回りだが、「満充電で12時間の利用が可能」とこれまた夢のような稼働時間が記載されているが、これも少々“盛って”あるように思う。
朝、満充電でブラウザ中心の使い方であれば持ち出して帰るまで、つまり8時間程度はアダプタ無しで持ち出せそうな気がしている。
これについては次回レビューの機会があれば記したい。

ちなみに付属のACアダプタはこれ。
ちなみに 19V 2.1A 39.9W と記載があるので 今はやりのPD対応でtypeCを使ってUSB充電ができればこの重くてかさばるアダプタを持ち歩かなくてもいいと考えたのだが、本体のコネクタは給電ができるタイプではないようで
先人が調べたところで”充電はできなかった”との結論が出ていたのをここに記しておく、残念。

ACアダプターそのものは中華製。小型ではあるがいま流行りのGaN充電器に比べたらかさばるものには違いない。

そしてこれが本体側のコネクタ、「+芯」のⅬ字プラグ、と書いたところで何のヒントにもならない。これは大人しく外出時に電源不足を考えるようなら付属のアダプタを持ち歩くのが正解のようだ。

ちなみに重量は1.2kg強、イマドキのモバイルPCと言われるものは1㎏を切る物があるのでそれに比べれば「ふつうに重い」部類と感じると思う。

最後に、これを買ったのは「万が一Windowsがまもとに動かなくても chromeOSflexを入れて使おウ」という打算があったから。

chromeOSflexならこのスペックでも、むしろSSDでこのスペックなら十分にキビキビと動いてくれるのを他の低スペックノートPCで実証済み。
ただし、このままではこのノートPCにはインストール不可のようで、成功している先人の知恵を借りなければ難しいようだ。

ガジェッター系の「わかっている」人がセカンド、サードPCとして使うのなら十分に楽しめるノートPCだと思う、なにせ12,800円、中古スマホでもこんな値段で買って遊べない。 <了>


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?