「この支配からの、卒業~自立と自他境界」ハッタツ民の方舟第6回

「自立とは、自他境界を自分で引けること」
自他境界を侵犯されている/していることをまず認識する
支配的な関係=共依存に対して、はっきりと境界を引く必要がある

3つの自立
・金銭的自立
・生活的自立
・精神的自立(真の自立)
前二者は真の自立=精神的自立をしやすくするための前提条件に過ぎない?

自立できていないとは
自他境界を侵犯されている/している状態
他者に自他境界を設定されている状態
どちらも自我が不安定になる/確立できない
決定を自分で下すことができない(責任を取れない)のが自立できていない状態

実家にいる/一人暮らししているは、本質的には自立とは無関係?
それでも物理的に距離を取るのは、自立への強力な第一歩

愛しながらも境界線を明確に引くこと=タフラブ(アルコール依存の夫を持つ妻たちの当事者会で生まれた概念)
コントロールのゲームに参加しない
親子と夫婦のタフラブは同じ?異なる?

特定の相手に依存しない
少なくとも三本の足(家庭・仕事・サードプレイス(趣味・自助会))が自立には必要
一人でいる時間を持つ練習をする
他者に対する「構って欲しさ」をどう処理する?

「自分の責任は自分で取れ」は他人に言ってはいけない言葉
他人に適切に助けを求めて、助かることができることが自立した状態

助けを求めるには少なくとも「困っている」自覚が必要

「他人に自分の機嫌を取らそうとするな」は当然の権利だが、「自分の機嫌は自分で取れ」は他者の自我への侵入?
「自分の困りごとをきちんと言えるようになろう」
「上手に「助けて」を言えるようになろう」

Aという親は子のことをA'だと思っているが、子は実はBである
子が自分でBであることに気づいて、自分から境界を引ければよいが、親子ともそれを認めないことも多い

親(あるいはパートナー)からの侵入に違和感を感じることが自立へのきっかけになりやすい

趣味には没入的コンテンツと共感的コンテンツがある
孤立した人間が共感的コンテンツを探すのは難しい
「地球の歩き方」ならぬ「暇の歩き方」が必要

陰陽魚

自他の境界はガチガチに固めるべきではなく、ぬるぬる動くものであるべき
でないと共感ができない
そして自己の中に他者を一点、他者の中に自己を一点持つ必要がある

自由に動かせる自他境界

助けを求める相手を自分で選べることが自立
最終決定は自分でする


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