ハッタツと定型の自他境界~ハッタツ民の方舟 第7回(随時更新)

ハッタツ民は自他境界ガバガバの人が多い印象がある(統計はない)
これは発達特性によるものか、二次障害の結果(PTSDや自己肯定感・自己効力感の低さ)なのか?

自他境界の曖昧さと関係がありそうな発達特性
・尊大型ASD(侵入しやすい)
・受動型ASD(侵入されやすい)

自他境界の曖昧さと関係がありそうな二次障害
・境界性人格障害
・愛着障害
・自己肯定感・自己効力感の低さ(侵入されやすい)
・PTSD
・うつ病・双極性障害
・統合失調症

ASDの場合は「思っていること」が自他の間で溶けがち
愛着・ACの場合は「感情」が自他の間で溶けがち
溶け方の原点が違う?

自他境界の曖昧さと発達特性が相まって起きる問題
※定型さんに起こらないわけではない
・一般論や他人に対して言われていることまで、自分に言われていると思い込みやすい
・自分が背負うべきでない責任まで背負い込みやすい
・自分の知っていることを他人も知っていると思い込みやすい
(幼年期に顕著→青年期以降に残るとDV・モラハラにつながりやすい)

話が飛ぶ問題
定型では頻度が少ない・飛び方が少ない・収拾がつく
自分が思っていることを相手が思っていると思い込む問題
定型さんには(個人として扱われていないように感じられて)不快感が発生する
※ハッタツ民嫌われがち問題の原因?

エス親和者→HSP、統合失調症、ASDはエス親和者?
ASDは表情を読んでいない代わりに、発言の内容を微細に認識している?

世界認識のレベルが三段階で(元ネタはなんさん)
レベル1 そもそも自己の外に世界が存在することが認識できず、大いなるママンと共にある
レベル2 自己と世界の区別はつくが、世界を構成している無数の他者の認識はできない
レベル3 世界が無数の他己で構成されていることが認識できる
定型の場合は関係性でレベルを切り替えてる感じ
ASDは関係性にかかわらずレベルが全方位に一定?
自分が世界を観測していることは認識できても、世界(他者)が自己を観測していることは認識しづらい→自己の客観視の困難
自己の客観視の困難が、あらゆる人間関係のトラブルの源?

自分VS世界↔「個別認識」「他己認識」のある世界
発達障害者には「自分VS世界」の世界観の人が多い印象
世界は実際には無数の「個人(他己)」で構成されている
その認識の有無で自他境界のあり方が変わる?
自分vs世界の人は、自他境界ガバりがちorガッチリ引き過ぎがち(適度な距離が取れない)
客観視→将棋の盤面を見る(神の視点)
他者視点→サッカーのフィールドで、他のプレイヤーの視点に立てる
将棋の盤面は時間が動かない
サッカーのフィールドの理解には時間感覚が必要

規範とルール
定型の人には自分の規範が全人類のルールと思い込む傾向がある
ASD者とぶつかった時、揉め事が起こる

ハッタツ特有の身体感覚の弱さが、自他境界の不明瞭さにつながりがち?

ハッタツの子供に見られるクレーン現象・裏バイバイも自他境界の問題?

日本の文化ではそもそも自他境界が曖昧になりやすい?
・家屋の構造も外部との境界線が曖昧

定型の方の証言
他人(の意見)を入れておくための部屋があるので、いったん受け取っておくことができる
ハッタツは他人を全部入れるか絶対に入れないかで、適度に入れるにはものすごいコントロールが必要

DENNYはグズグズなので全方位から全部を入れることで相対的に自分を維持している
ハッタツでも他人の意見を容れておく棚がある人もいる

自他境界のガバさは親子間で連鎖するか?
遺伝よりは教育で連鎖する?
特性の違いで連鎖しないケースもある

定型は必要に応じて自他境界をコントロールできる?
ハッタツは溶けっぱなしor閉じっぱなし
共依存は自他境界溶けっぱなし
健康な依存はシチュエーションに応じて自他境界をコントロール

過集中で自他境界が溶けやすくなる?
意識を向けるベクトルが一つだと自他境界が溶けやすくなる?

自他境界を明確にするためのトレーニング
・ジャーナリング(感情日記)
・マインドフルネスや瞑想
・自律訓練法やヨガ

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