「どちらが幸福か」

「そんなもんかね、こんな汗牛充棟の蔵書から得られた結論は?」
彼はむっとにしながらこう答えた。「ああともさ、君は読書に何を求めてるんだい?読書は魔法じゃねえんだよ、お前みたいなやつをバカにするために俺は読書しているのさ」
「ほう、君はどう俺をバカにしているというんだね?俺の方が優勢だと思っているが」
「優勢とは恐れ入ったね、バカにするというのはこうだよ、君との会話で俺はこれまで11回古典からの引用をしている。君はそれを知らずに議論を進める。アホ面でね。そのアホ面を見るのがたまらないのさ!」

プチ文学賞に使わせたいただきます。ご賛同ありがとうございます! 一緒に文学界を盛り上げましょう!