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車両火災と電気安全とても深い関係が。
電化製品は、適切に廃棄するまでが電気安全だとあらためて認識です。
以下、横浜市の火災調査メールマガジンから引用ですが、火災が発生する仕組みの説明が分かりやすい。

車両火災についてお伝えする前に、皆様には日頃から生活をする上で、可燃ごみの出し方にご注意ください。実は可燃ごみの出し方1つで車両火災の予防となります。「可燃ごみの出し方がなぜ車両火災に繋がるの?」と疑問を持った方もいると思いますが、リチウムイオンバッテリーが普及している現在、ごみ収集車の車両火災が多発しています。原因はバッテリーが取り外せない充電式小型家電製品によるものが起因していますが、例えばモバイルバッテリーがごみ収集車で発火、破裂し火災となると、車両火災として計上されます。これは可燃ごみの中に混在したリチウムイオンバッテリーが、ごみ収集車の中にある回転板に圧縮され、本体が傷付き、電池の内部でセパレーターが破れ、正極と負極が直接触れることで内部短絡が発生し、電池が破裂し発火に至るものです。

横浜市火災調査メールマガジンより

電気自動車について示唆に富む内容もありました。
電気自動車だけではなく車両火災に対する学びの一つとして貴重な情報発信だと思います。

3 電気自動車の火災について
環境に配慮した電気自動車のシェアが増加している中で、数多くの交通網が整備されている横浜市内では、今後電気自動車の火災件数が増加する傾向が大いに予想されることから、これから電気自動車の購入をお考えの方、既にマイカーとしてお持ちの方も含めて、電気自動車の火災の危険性についてお伝えしたいと思います。
●火災原因について
原因1
電池の製造過程で発生する金属の切り粉などが、セル内に混入することがある。これが内部短絡し化学反応が急激に進んで一定の温度に達すると、熱暴走*により発火する。
熱暴走*とは、発熱で内部の温度が上昇し、正常に稼働する上限を超えてしまい機能を停止することです。
原因2
電気自動車を運転中、歩道の段差に少し乗り上げてしまい、車両底面部に設置されたバッテリーが損傷したことによりに出火。バッテリーが損傷してから出火までに時間がかかることや、運転者はうっかりミスで大した事故でもない認識から、一度車両から降りて底面部を確認することなく走行を続けてしまい、発見するまでに時間を要してしまう。
原因3
台風や季節的に発生する短時間の大雨により、車両が浸水してしまったため出火。車両の床面が水に浸かった場合は要注意です!エンジンなどが一度濡れてしまった場合、例え乾いたとしてもそこに電気が流れたりすることによって、ショートや漏電の可能性があります。

横浜市火災調査メールマガジンより

暑い日が続きますが、健康と安全第一で。

安寧な日々が続きますように。


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