見出し画像

実録・婚活パーティー

結婚には色々な形があります。大昔は家同士の結婚という意味合いが強いためか、見合い結婚が主流でした。ただし、もっと昔に遡れば、男性が妻の実家を訪問する妻問婚つまどいこんというのもありました。妻問婚とは、結婚しても夫婦一緒に暮らすのではなく、夫と妻は別居して、夫が定期的に妻に会いに行く結婚スタイルのことを言います。これは、母親の家族が子供を育てる”太古の”母系制社会の名残りです。

その時代にあった結婚スタイルはあるし、結婚に至るプロセスも多種多様です。同じ学校や同じ職場で知り合って結婚に至る恋愛結婚は、ある意味理想的ですが、自分から積極的になれない人にはハードルが高いプロセスです。

現代ではマッチングアプリというツールがあって、若い人には当たり前のように使われているそうです。私の若い頃には、マッチングアプリはおろか、携帯電話すらありませんでした。そのせいかどうかは分かりませんが、私の場合は見合い結婚でした。幸い明日が結婚29年目で、来年は結婚30年になります。

結婚しようと思えば、マッチングアプリだけではなく、結婚相談所や婚活パーティーなどもあり、選択肢は多いのですが、実態がわからないと踏み込めない気持ちは理解できます。私は婚活パーティーに参加したことはないのですが、婚活パーティーでパートナーを見つけた同級生から面白い話が聞けたので紹介します。

婚活パーティーは一般的に会費制ですが、男性の方が多く支払うようになっています。パーティーの内容にも寄りますが、男性5000円、女性1000円みたいな感じです。また、女性は無料になるような婚活パーティーも結構あるようです。

その同級生は30代に差し掛かった頃から、婚活パーティーに参加するようになったそうです。最初の数回は、慣れないこともあって、意中の女性に声をかけられなかったり、声をかけても断られることが多かったそうです。しかし、だんだん慣れてくると婚活パーティーの実態がわかってきたそうです。

婚活パーティーに行くと、毎回必ず1-2名の美人さんがいます。しかし、この美人さん達は婚活パーティーに花を添えるためのサクラです。その多くは、主催者側が「参加費はタダでいいから・・・」と懇願されて集められた人たちです。婚パ初心者は、このような美人さんに目が行きますが、間違ってもアタックしてはいけません。もちろん、自分自身がハイスペックなイケメン男子なら可能性はあるでしょうが・・・。

その同級生は、このカラクリを理解してからは、見た目が三番目(失礼!)くらいの好みの女性にターゲットを絞って話しかけたそうです。そうすると、自然と話が合う女性が見つかり、結婚にこぎつけたそうです。相手を容姿で選ぶことは、褒められたことではありませんが、初対面の相手へアプローチする動機としては仕方ない面もあります。

結果オーライなので、結婚出来れば大成功です。しかし、結婚がゴールではありません。結婚の先にはイバラの道が待ち受けていることを覚悟して下さい。人生の先輩からのアドバイスでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?