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近頃の若い人は・・・ 素晴らしい!

「近頃の若い人は・・・」と言うセリフは、年長者の決め台詞ぜりふで、一説によるとエジプトの遺跡のヒエログリフ(絵文字みたいなヤツ)にも書かれているとかいないとか!?。

「俺たちの頃は・・・」とか「私たちの時代は・・・」という昔を懐かしむ気持ちはよくわかります。私も年を重ねて、年々そんな気持ちになってきました。しかし、近頃の若者の中には、とんでもなく凄い人がいます。

将棋の羽生善治さんが出てきた時には驚きました。羽生さんは、当時の将棋タイトル全てを独占して、7冠になりました。この人を超える人はもう出てこないだろうと思っていました。しかし、もっと凄い人が出てきました。それが藤井聡太・新名人です。藤井名人は、昨日奪取した名人のタイトルを加えて7冠になりました。

現在の将棋タイトルは、①竜王りゅうおう、②名人めいじん、③王位おうい、④王座おうざ、⑤棋王きおう、⑥叡王えいおう、⑦王将おうしょう、⑧棋聖きせいの8つです。羽生さんの頃には、叡王はありませんでした。藤井7冠が持っていないタイトルは王座で、7つのタイトルを保持したまま王座を取ると将棋タイトルのコンプリートで、8冠という前人未到の領域に達します。

マンガや小説になら出てきそうなスーパーキャラですが、『事実は小説よりも奇なり』を地で行くように、藤井7冠が現れました。しかし、藤井7冠は若干20歳の若者で、まだあどけなさも残っています。将棋のプロというと、ギラギラしたイメージを持っていましたが、藤井7冠は飄々としています。

囲碁界にも10歳でプロになるような才能あふれる若者が出ているようです。オリンピックでも、スケートボードなどでは10代の若者が大活躍していました。近頃の若者は凄すぎる。

我々年寄りが出来るのは、若い人たちの才能を摘み取らないことです。自戒を込めて・・・。


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