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オジサンのための現代用語#19 沼にハマる/沼に落ちる

沼は、湖よりも小さい水の溜まった場所を指しますが、ネット用語の”沼”は別の意味で使われます。”沼にハマる”や”沼に落ちる”という言葉をネット界隈でよく見ます。そのままの意味なら、何らかのアクシデントで”沼に落ちる”ことですが、”沼にハマる”は、ネット上の特定のコンテンツに深くのめり込むようになったときに使われます。

例文としては、「暇つぶしにYouTubeの動画を視ていたら、 沼にはまってしまった。」のように使います。この例文の様に、軽い気持ちで見始めた動画に、予想外にのめり込んでしまったことを「沼にはまる」と表現します。沼の対象となるのは、アニメ・アイドル・映画・タレント・俳優・漫画・スポーツなど等、とにかく夢中になれるものすべてになります。また、対象となっている沼の具体名を入れて”○○沼”にハマるといった言い方もできるみたいです。

”沼にハマる”を一語の動詞として使いたいときには、”ぬまる”という言い方もあるようです。また、”沼に落ちる”とも表現されますが、こちらは”はまり具合”がもう少し深刻で、深みにハマって(夢中になり過ぎて)抜け出せない状態になったことを意味します。”沼に落ちる”の名詞形が”沼落ぬまおち”です。

”沼にハマる/落ちる”の発祥ははっきりとしませんが、2015年くらいからジャニーズ系アイドルのファンやアニメ好きの間で使われるようになったそうです。その後は一部の人の間の会話で見られる程度でしたが、2018年頃からSNSの普及でTwitterなどでよく見られるようになりました。現時点では、ネット用語としてかなり広まっていて、SNSをよく利用している人にはある程度知られている状態のようです。

私は今、『no+e沼』にハマっています。

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