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図鑑ブームが来ています。

 出版業界はずいぶん前から不況と言われ、特に雑誌の売れ行きが悪く、廃刊になる有名な雑誌もよく耳にします。雑誌以外でも紙の本は敬遠されがちで、電子書籍などに押され気味です。しかし、この出版不況の中でも一人息を吐いている本のジャンルがあります。それは『図鑑』です。

 図鑑は昔からありますし、私も子供の頃に大好きだった本です。字を読むのが面倒くさかった小学校低学年のころは、読書と言えば図鑑ばかり読んでいました。好きだったのは動物図鑑でしたが、今のようなキレイ写真ではなく、多くがイラスト(絵)だったと思います。

 動物図鑑、植物図鑑、魚類図鑑などの生き物図鑑は定番中の定番ですが、すでに絶滅した古生物や恐竜の図鑑も人気です。雑誌Newtonでお馴染みのニュートンプレスも、『Newton大図鑑シリーズ』と銘打って一風変わった図鑑を出版しています。「単位と法則」や「パラドックス」など、目に見えないものを対象にした図鑑を出すというのが、Newtonらしさだと思います。

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 図鑑ブームの中、多くの図鑑は高精細な写真をウリにしていますが、ニュートンプレスはハイセンスな”美しいイラスト”をウリにしています。雑誌Newtonは、元々美しいイラストが特徴でした。これまでにも、これらのイラストを使って、カテゴリーごとの別冊Newtonなどはありましたが、図鑑は最近の試みです。雑誌Newtonには、これまでに貯め込んだ膨大なイラスト資産があるので、図鑑に使うイラストには困らないのかもしれません。

 実はこの大図鑑シリーズ、何冊か持っています。雑誌Newtonが廃刊にならないためにも、大図鑑シリーズは売れて欲しいと思います。ニュートンプレス、頑張れ!。

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