リモート課長とリモート市役所
出勤途中の車の中で、ボーッとラジオを聞いていたら、”リモート課長”というキーワードが耳に飛び込んできました。コ〇ナが猛威を振るってから、職場でのリモートワークや学校でのリモート授業は当り前になったので、”リモート課長”というのもアリなのでしょう。少し気になって調べてみたら、想像していたものと少し違っていました。
長野県佐久市は、『リモート市役所』と呼ばれる、自治体としては初となる Slack を活用した移住のためのオンラインサロンを運営しています。そのオンラインサロンでは、このサロンの存在を市民へ周知し、活性化を担う”オンライン課長”という役職があって、公募によって選ばれるらしいのです。現在は二代目の課長が活躍中とのことです。
このサロンでは、移住の新しいプラットフォームとして、佐久市や移住のリアルな情報発信や、市民との気軽な情報交換を促進しています。私は佐久市に行ったことはありませんが、大学時代の友人が佐久市に住んでいます。これまでの自治体の活動は、市役所などに移住促進のための窓口はあるものの、それほど積極的ではありませんでした。佐久市の取り組みは、ネット技術を駆使した若者向けの”攻めたサロン”作りのようです。
ちらっとサイトを覗きましたが、移住に関してだけではなく、佐久市のグルメや観光スポットについて情報交換できる”魅力はどこ課”、佐久市の写真を共有する”写真課”、育児や教育に関する相談ができる”子育て課”などのチャンネルが設けられ、誰でも無料で参加できるようになっています。私は佐久市とは何の関りもありませんが、とても面白い取り組みだと思いました。
コ〇ナ以降、気軽にコミュニケーションが取れる”チャットツール”が見直され、このツールを使って情報共有をする企業が増えています。Slackも、そのようなチャットツールの一つです。私は Slack についてあまり知りませんでしたが、”こういうのが Slack なんだ”と教えてもらいました。勉強になります。
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