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世の中は法則だらけ

法則とは、ある現象とある現象の関係を指す言葉です。法則には色々あって、『万有引力の法則』のような自然現象についての厳密な自然法則や、人間の行動についての規範・規則のような道徳法則があります。

自然法則は実験などによってその法則性が明確に示せますが、道徳法則には法則性の基準が曖昧なものが少なくありません。これらの法則には、その法則を発見した人や関係が深い人の名前が冠され、”○○○(人名)の法則”と名称になっています。ざっと調べただけでも、以下のようなものがありました。このうちのどれだけ知っていますか?。

エメットの法則、ガウゼの法則、カニンガムの法則、カラーバスの法則、カルマの法則、グレシャムの法則、ゴドウィンの法則、ジャネーの法則、ジャムの法則、ジラートの法則、スキットの法則、スタージョンの法則、ディヘイの法則、ハインリッヒの法則、パーキンソンの法則、パレートの法則、ピグマリオンの法則、ピーターの法則、ブルックスの法則、ボッサードの法則、マシュマロの法則、マーチンゲールの法則、マーフィーの法則、メイヤーの法則、メラビアンの法則、ヴィルトの法則、等々があります。

私が知っていたのは、マーフィーの法則だけでした。マーフィーの法則とは、「失敗する余地があるなら、失敗する」や「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、絨毯の値段に比例する」といった、それまでの経験(事実かどうかは別)から生じた、ユーモラスで哀愁に富んだ経験則をまとめたものです。日本では1980年頃に、コンピュータ関係者を中心に知られるようになり、1990年代前半に広く流行しました。私が覚えているのは「最速のコンピュータは、最悪な人が持っている」です。

これだけたくさんの法則があれば、適当にでっち上げても疑われないかもしれません。例えば、「ゲーハーの法則というのは、イギリスのゲーハー医学博士が発見した法則で、人間の体脂肪と毛髪量の関係のことを指します」と言えば、百人のうち何人かは騙せるかもしれません!?。

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