見出し画像

寒い冬には、鍋料理が恋しくなります。すき焼き、シャブシャブ、水炊き、ちゃんこ鍋などの定番鍋の他にも色々な鍋があります。実は我家の昨晩の献立はおでんでした。我家のおでんは、出汁の効いた薄味のおでんですが、これが大根との相性が抜群です。

おでんなら最後にシメはありませんが、その他の鍋なら、最後は炭水化物でしめるのが基本です。我家では、すき焼⇒うどん、キムチ鍋⇒ラーメン、寄せ鍋⇒お米と卵(雑炊へ)というのが定番です。

それぞれの家庭には、それぞれの〆料理があると思います。ある時ラジオを聞いていたら、”鍋のシメ問題”が話題になっていました。あるリスナーからの投稿では、「すき焼きのシメはやっぱりモチでしょ!」と言うのを聞いて驚きました。寄せ鍋やおでんなどには餅巾着もちきんちゃくが入っていますが、”すき焼に餅”という発想がありませんでした。

しかし、よく考えてみれば、すき焼のタレの基本は醤油&砂糖ですから、普通に食べている砂糖醤油のお餅と何ら変わりません。美味しくないわけがありません。

今までで最もおいしいシメは、フグ鍋(てっちり)の最後に食べた”フグ雑炊”でした。ちなみに、”てっちり”は”鉄砲ちり”の省略形です。この鉄砲というのはフグのことです。今ではフグの食中毒は殆どありませんが、昔は結構あったため、”すぐ当たる/よく当たる”ことからフグをテッポウと呼ぶようになったようです。

その時食べたのは、フグのコース料理だったので、ふぐ刺し、唐揚げ、フグ鍋を食べてかなり満腹になった頃に、シメの雑炊が出てきました。上品で優しい味わいのフグ雑炊は絶品でしたが、満腹に近かったので、たくさん食べることが出来ませんでした。結構余ってたのに、もったいないことをしたなぁ。

今は洋風なべや中華風なべもあるので、シメのバリエーションも増えていることでしょう。当然、パスタなんかもあるんでしょうね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?