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モブキャラとフラッシュモブ

”モブ”という言葉が気になって、ちょっと調べてみました。

モブの語源は、英語の mob で、”理性的ではない群衆”、”何らかの主張や意思を持たずに行動する連中”といった、やや過激な意味を持つ言葉です。もっとシンプルな言葉にすると、群衆・野次馬・暴徒などに相当します。ただし日本で使われるモブという言葉は、群衆や野次馬の意味より、”たくさん集まっている人”や”ただそこにいる人”というニュアンスで使われる傾向にあります。

またモブは、”どこにでも居そうで特徴がない人”や”キャラが立っておらず目立ってない人”、”学校や会社などで発言することが少なく影の薄い人”のことも指します。この記事のタイトルにあるモブキャラ(モブキャラクター;mob character)は、アニメやゲームなどでメインストーリーに関わらない群衆や、名前がないその他大勢のキャラクターのことを指します。特にネット用語では、重要な発言がなく、個性がないキャラクターや人物に対してモブと呼ぶケースが多いようです。

モブキャラの対義語は、メインキャラであり、主役級の登場人物です。現実世界で、自分のことを自虐的にモブということはありますが、特定の相手に対してモブやモブキャラと呼ぶことは、極めて失礼な行為となります。

モブを使った現代用語で、フラッシュモブ (flash mob) というのがあります。フラッシュモブは、雑踏の中の歩行者を装って公共の場に集まり、前触れなく突如としてダンスや演奏などのパフォーマンスを行なって、周囲の関心を引いたのち解散する行為で、ゲリラ的なパフォーマンスの一種です。その歴史は浅く、2003年にニューヨークでビル・ワジク(誰?)という人が始めたのが最初と言われています。

フラッシュモブは、現代芸術的な意味で行われる場合もあって、YouTube動画では”急に始まる音楽会”のような動画を視ることができます。また、フラッシュモブを利用した”サプライズなプロポーズ”もあります。しかしプロポーズの場合、断られた時にはどうするのでしょうか?。

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