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『ネットイナゴ』って知ってる?

 このブログは発信力もないし、影響力もないので、いわゆる”炎上”とは無縁です。というか、”炎上”自体が何なのかもよくわかっていません。この炎上と関連したインターネットミームに、”ネットイナゴ”というのがあるそうです。

 イナゴとはバッタのことで、アフリカなどでは時々大発生して、穀物や木々などの植物を食べつくして、大きな飢饉をもたらす場合もあります。この様子を”炎上した情報発信者に群がって非難する”様子と重ねて、このような人たちを”ネットイナゴ”と呼ぶようになったようです。つまり、ネットイナゴとは、炎上したサイト(被災地)に殺到する匿名ネットユーザーの集団を指す言葉です。

 ネットイナゴは、基本的には”それらしい大義をもって集団で何かを攻撃できればなんでも良い”という、特にポリシーがある訳ではない不特定多数の匿名集団です。ネットイナゴ達は、ネット上の不祥事を聞きつけると、喜々として失態・失言をやらかした個人BLOGや掲示板などに殺到し、協力して(?)炎上させます。ある人はこう言っています。「イナゴには悪意も善意もない。あるのはただ食欲のみだ」。

 実は、畑の農作物を食らいつくす”イナゴによる蝗害”は、正確にはイナゴではなく近縁種のトビバッタトノサマバッタなどによるものだそうです。私もイナゴとバッタは同じものだと、ずっと思っていました。でも厳密に言えば、バッタとイナゴは違うみたいです。ネットイナゴという言葉は、イナゴに対する誤った認識から来ていますが、”ネットバッタ”というのは少し語呂が悪いし、言い難いですね。

 ネットイナゴの多くは、本気で怒っているわけでもなければアンチですらないらしいので、”利益が無いから中断する”という歯止めが効かず、一度ネットイナゴに目を付けられると回避は困難になります。やっぱり、本当に怖いのはイナゴではなく人間ですね。

 ブロガーの中には”炎上”を人集めの手段にする人もいるそうですが、私はチョッと・・・。これからもヒッソリと、”どうでも良い記事”を書き続けようと思います。

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