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私のカラオケ初体験は、大学生の頃に行ったスナックでのことでした。40年位前の話ですが、この頃からカラオケが普及し始めました。最初はスナックやバーなどの飲み屋さんにカラオケマシンが導入され、一曲100円で歌っていました。少しすると、歌えるだけではなく、採点までしてくれる”お節介なカラオケマシン”も出始めました。

カラオケがまだ珍しかった頃、仲の良い友達とスナックに行くと、二人で20曲くらい歌っていました。初期の頃のカラオケは、スナックやバーに行くようなオジサンが対象ですから、懐メロや演歌が中心のリスト(品揃え)になっていました。最初はオジサン対象でしたが、次第に若者にもカラオケが認知されていきました。その頃から、若者用のカラオケ専門の店ができ始めました。オジサンが通うカラオケのあるお店は、お酒が中心でしたが、若者用のカラオケ店は、カラオケがメインになりました。私もその頃はギリギリ若者でしたから、若者用のカラオケスナックみたいな店も行きました。

お酒(主役)+カラオケ(脇役)から、次第にカラオケ(主役)+お酒(脇役)へと、カラオケの地位が向上していきました。この少し後位から、カラオケだけに特化したカラオケボックスが登場しました。また、この頃から、家庭用のカラオケマシンなども普及していきました。恥ずかしながら、田舎の実家にはカラオケマシンがありました。実家にあったのは、レーザーディスクカラオケでした。レーザーディスクは今では無くなった映像メディアですが、CDの巨大バージョンで、直径が30センチほどありました。父からはかなり高額だったと聞いていますが、娯楽の無い田舎ですから、家で宴会する時にはこのレーザーディスクカラオケが役に立ったようです。

社会人になると実家にはあまり帰省しなかったので、レーザーディスクカラオケの存在は知っていましたが、私が使ったのは1回だけでした。カラオケは人の歌を聞かないといけないので、あまり好きではありませんが、自分が歌うのは結構好きです。私はどっぷりとオジサンなので、新しい歌は全くわかりません。わたしの得意なレパートリーは、”哀カサ”や”恋濡れ”です。この短いタイトルで正式な曲名がわかれば、あなたも立派なカラオケマニアです。

ここ20年は、お酒を飲む店に行くことは少なくなり、カラオケも殆ど行っていません。いつか家族でカラオケボックスに行ってみたいなと思っています。

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